今年のより豊かな学校給食をめざす京都集会は見逃せない
28学校給食表 28学校給食裏

 講演の安倍 司さんは食品添加物の神様と言われ、やりがいを持って仕事をしていましたが、ある日ご自分が関わって開発したミートボールを我が子が食べているのを目撃します。

 それを機に仕事を辞め、食品添加物の実情や危険性を知らせていくことを自らの使命とされました。

 実験・実演を通じてのお話しはビックリの連続。真実を知ることは気持ちの良いことです。是非お越しください。

■集会資料:各地の学校給食
向日市
 向日市では、2001年(平成13年)4月より民間委託が始まり、6校中5校までは民間委託され、現在では事項直営校が1校のみになっています。
 今年度末には、定年退職者が3名あり、正規職員は4名のみになります。
 来年度からは新規採用はなく、再任用職員(週24H)と嘱託職員(週30H)の対応を考えています。
 絶対に直営校は残したいと思っていますが、厳しい状況(人員面)です。
  今までの給食内容の充実やきめ細かな調理など積み上げてきたものは、大きな財産だと思っています。
 子どもたちのために、質を落とさないように頑張っていきたいと思います。

■10月に開催した給食調理実習試食懇談会の様子

向日市試食会

城陽市
城陽市の学校給食は現在10の小学校と5つの中学校の全てで完全給食を実施しています。
直営で運営されていた学校給食センターは「効率化」を名目に市民や職員の反対を押し切って、1997(h9)年4月から配送部の民間委託が、そして2004(h16)年4月から調理部門も委託され完全民間委託化されてしまいました。
委託先は調理部門が大阪市に本社がある一富士フードサービス(契約先は同社京滋支社・草津市)配送委託は有)京都宅配ネットサービス(宇治市)となっています。
委託料は調理委託が7752万円(06年度決算)7870万円(07年度決算)7900万円(08年度当初予算)、配送委託はそれぞれ2067万円、2060万円、2100万円となっています。
橋本市長は地産地消のとり組みを強めるとしていますが「民間委託による効率的で効果的な運営」(08年度施政方針)を行うとしており、市民の願い(自校方式・ランチルームなど)とは相容れない方向となっています。
給食内容については「セレクト給食、たとえばかに玉丼とスタミナ丼どちらかをえらべる・・材料はできるだけ地元で取れたもの」を使うと西川所長は語っています。(08.06.27放送FMうじhpより)
今年初めての給食は1月8日、ごはん・ふりかけ(海苔香味)・牛乳・かすじる・焼き魚(塩鯖)で、673kcal、タンパク質は32.6gでした。(市立寺田南小hpより)
舞鶴市
舞鶴市では小学校の学校給食について、平成14年9月から民間委託を始めました。(中学校は給食なし)平成20年度現在、20校中13校が委託給食となっています。正職の調理員は平成14年度の32名から7名まで減少しています。・‥給食体制については別紙参照
 この問、衛生設備、調理設備の整った給食室への建て替えを毎年、数校程度実施してさました。整備された給食室には、委託業者が入り、古い給食室のある学校には正職の調理員を異動、配置してさました。古い給食室は構造上の問題から冬季は非常に寒く、きつい労働となっています。
 現在、直営が維持されている7校については、正職員が各1名配置されており、一応、市としての責任体制が保たれてきました。しかし、来年度は委託校が1校増え直営校が6校になるのに対し、退職により正職員が4名となることから、2校で正職員の配置がなくなることが明らかになりました。市としての責任体制をどう維持させるのかが問題となっています。
 年末の確定交渉では、学校給食の委託化について取り上げ、民間委託職員の労働条件の低さや、給食費の分析、地域経済に与える影響を指摘し、市長の判断を問いました。市長は指摘に同意するところはあるものの、委託の判断の責任を教育委員会に預けました。1月30日の教育委員会交渉で回答を得たいと考えています。
舞鶴給食体制
福知山市

【福知山市の学校給食をめぐる状況 〜合併当時から現在に至るまで】         福知山市の学校給食については、合併前から1市3町ともセンター方式をとっており、市は民間委託で小学校給食のみを実施、3町は直営で小中学校の給食を実施してきました。

  20061月に合併をしたわけですが、合併協定や新市建設計画及び次行政改革で述べられている内容は、次のとおりです。

  • 福知山と三和の給食センターを統合、新センターを三和町内に建設し、新設後は市内全小中学校の給食を行う。また、これにあわせ各センターが対応するエリアも見直すこととし、必要な施設改善工事を行なう。
  • 新学校給食センター建設とあわせ、民間委託を検討していく。→民間委託の推進(第4次行革)

 合併後は、当面各市町の学校給食を引き継ぐとし、旧市内は民間委託、旧3町は直営という形で給食業務を行っています。(夜久野給食センターはエリア変更にあわせ、2008年度1年間閉鎖、夜久野の給食は市の給食センターから配送)

 

 平成20年度に夜久野給食センターは拡張工事のため閉鎖し、職員は福知山市学校給食センターに移る(民間委託)との案を提示してきました。交渉で、給食の中身と労働者の雇用問題を追求しましたが、夜久野については既定方針どおりの動きとなりました。

 しかし、追及のなかで、大江や三和の民間委託スケジュール等については、見直さざるを得ないところへと追い込みました。

 

 昨年6月の市長選挙において、市長が交代となり、前市政の見直しが行われています。

 そのなかで、学校給食センターの建設位置も、当初の三和町から市内へと変更となり、地元合意や設計等、振り出しに戻ることなり、当初のスケジュールの大幅見直しを余儀なくされました。

 今後保護者の方々とも連携し、安心安全な直営での学校給食を守る闘いを進めます。