アメリカ合衆国大統領
バラク・オバマ 様
総理大臣
野田佳彦 様
外務大臣
玄葉光一郎 様
防衛大臣
森本 敏 様
京都自治体労働組合総連合
執行委員長 池田 豊
女性部長 黒川美栄子
満身の怒りをこめて抗議する
基地の無い沖縄、日本を
反省・お詫びはもういらない、米軍は日本から出ていけ!
10月16日米海軍兵2人による集団強姦(ごうかん)致傷事件が起きてわずか2週間。
再び11月2日未明に、米軍嘉手納基地に所属する24歳の米兵が女性会社員宅に侵入し、屋内にいた男子中学生に暴行を加えるという事件が起きました。
米軍は「綱紀粛正」「夜間外出禁止令」を繰り返すだけで、現実には再発を防止するどころか、なんの歯止めにもなっていないことは既に明らかです。今回の事件は、再発を防止するには基地を撤去する以外にないことを、米軍自身が示したともいえます。
また、「極めて遺憾」「言語道断」と述べるだけの日本政府の姿勢は、米軍への圧力、抑止どころか実質的な日本政府による容認の表明であり、沖縄県民、国民に背を向けるものと言えます。
危険なオスプレイが住宅地を縦横無尽に飛び回り、米兵による犯罪が日常的に起きるという沖縄の現実、それを容認する日本政府。
沖縄は復帰(1972年)以降40年で、米兵による刑法犯検挙件数が5790件も発生しています。憲法を踏みにじる日常を創りだし、地域を脅かし、平和な地域振興を阻害し、住民の安全を奪う米軍基地は、沖縄からそして日本から出ていくしかありません。
繰り返される暴行事件に、私たちは満身の怒りをこめて、再び強く抗議するものです。