京都自治労連
執行委員長 池田豊
 

 明けましておめでとうございます。
古典など全く馴染みのない私ですが、同僚の薦めで「NHK古典講読平家物語」(74時間)を再びきいています。

 有名な冒頭部分をきいて安倍晋三首相を思いました。

祇園精舎の鐘の声、

諸行無常の響きあり。

沙羅双樹の花の色、

盛者必衰の理をあらはす。

おごれる人も久しからず。

ただ春の夜の夢のごとし。

たけき者も遂にはほろびぬ、

ひとへに風の前の塵に同じ。

 今の政治と安倍首相にみる「盛者必衰の理」を私たちの声と住民との連帯の力で現実のものにしましょう。そして「ひとへに風の前の塵に同じ」は世紀末的雰囲気ではありますが、当時新たに台頭してきた坂東武士たちと重なり、地域と住民の自治の力を感じさせ今日的です。

 憲法がいき、平和な地域こそ私たち自治体労働者の願いです。

 ともに知恵を尽くし、力を合わせましょう。