4月5日投開票で行われた京都府知事選挙で、京都自治労連も推薦する「つなぐ京都2026」の藤井伸生候補は149,330票(得票率20.1%)を獲得し健闘しましたが、自民・中道・国民・立民・公明が推薦する現職の西脇隆俊候補の再選を許す結果となりました(投票率37.43%)。
藤井知事の実現にむけて大奮闘いただいた組合員と全国の仲間のみなさんからの物心両面の大きなご支援に心から感謝を申し上げます。
藤井伸生さんは、「①北陸新幹線京都延伸、②軍拡、③原発」の3つを止めることを掲げ、京都華頂大学名誉教授として保育・福祉をはじめとする社会保障のスペシャリストとして、ジェンダー平等の視点から暮らしを支え、ケア労働を社会の中心に据える「住める京都、住みたい京都」をスローガンに選挙戦をたたかいました。
とりわけ、北陸新幹線京都延伸問題では、地下水への影響や残土処理、莫大な自治体負担などの課題を真正面から指摘し、中止を訴えた唯一の候補として大きな注目を集めました。さらに、ケア労働者の処遇改善や子ども・高齢者の医療費窓口負担軽減、補聴器購入助成や家賃補助制度の創設など、暮らしを支える政策を掲げ、憲法を土台とした府政の実現を目指しました。
労働者の最大の要求である賃上げについては、他県で実施されている賃上げに対する真水の中小企業支援策の提案をするとともに、会計年度任用職員の「3年公募」をやめ、非正規公務員の計画的な正規化を図ると訴え、共感を得ることができました。
残念ながら藤井さんは当選には至りませんでしたが、今回掲げた政策と公約は、多くの府民の切実な願いに根ざしたものであり、その実現を求める声は確実に広がっています。私たちは、このたたかいで築いた到達点とつながりを力に、要求の実現に向けて今後も運動を大きく広げていく決意です。
京都自治労連は、自治体労働者の働きがいがいのちと暮らし・福祉・営業など住民のための仕事をすることにあること、国の方針の押し付けや、官僚的なやり方では決して働きがいある仕事はできないこと、市町村を支援し、市町村職員とともに苦楽をともにする京都府政の実現こそ私たちの願いであることなどを明らかにして、討議資料を作成し、職場要求と府政転換を結びつけて藤井伸生候補の勝利のために奮闘しました。
残念な結果となりましたが、選挙を通じて明らかとなった府民要求の実現と自治体労働者としての要求実現を結びつけ、府政を「変革」し、新しい地方自治を生み出す運動に引き続き奮闘する決意です。
2026年4月6日
京都自治体労働組合総連合
執行委員長 永戸有子
