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【緊急抗議声明】
米軍レーダー基地建設工事の、抜き打ち着工に満身の怒りを込めて抗議し、直ちに中止・撤回を求める

2014年5月27日
京都自治体労働組合総連合

 本日、5月27日、京丹後市の地域住民と京都府民の大きな抗議の中、防衛省は米軍レーダー基地建設に着工した。建設予定地域の過半数を超える住民の反対署名にも表れているように、地域住民や府民の大きな不安と反対の声を無視し、安心安全に生きる権利を踏みにじる暴挙であり、満身の怒りを込めて抗議するものである。

 そもそも、京丹後市への米軍レーダー基地建設は、米軍が明らかにしているように、アメリカの本土防衛とアメリカ核戦略の最前線基地が目的であり、まさに安倍内閣による集団的自衛権行使、戦争する国づくりの最前線基地となるものであり断じて認めるわけにはいかない。

 
 4月に行われた防衛省による工事着工についての現地説明会では、まともな資料の配布もせず、誠意のない防衛省の対応に「これでは、何か事件が起こった時に、住民が守られる保証は全くない」「政府・防衛省が住民を守るために行動するとは思えない」「攻撃目標になる」など怒りと不安の声が噴出した。

 京都府は、住民の抗議の声を受けて、5月20日、防衛省に7項目の申し入れを行ったが、その回答もない中での抜き打ち工事着工である。府民の安心安全、地方自治が踏みにじられ、自らが求めた申し入れも無視されているにもかかわらず、いまだに工事受入れ撤回を表明しない京都府知事と京丹後市長の責任は重大であり、許されるものではない。直ちに中止・撤回を求めるべきである。

 我々は、府民の安心安全を脅かし、主権者である国民の権利を踏みにじって強行するアメリカと安倍内閣による米軍基地建設を、断じて許すわけにはいかない。直ちに中止することを求めるとともに、府民と力を合わせ基地建設撤回まで断固たたかうことを表明するものである。

 

 
 

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