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地域医療再生基金への対応について(検討メモ・第1次案)

(新政権の誕生に対応して、2009・9・11、京都自治労連・病院対策委員会)

1、問題意識

? 自・公政権下で、選挙対策として突如として補正予算化されたもので、さまざまな問題点があるが、地域の医療要求やこの間の運動を反映している面もあるので、問題点を是正し、住民要求をふまえて活用させる観点重要。

? 民主党政権で基金の一時凍結も想定されるが、地域実態からも、継続、また、22年度当初での復活もありうる。有効活用させる提言を都道府県レベル・地域から作り上げるための要求運動が必要。
 
2、基本的懸念と対応方向

? 総務省の公立病院改革ガイドラインや、従来の政府の病床削減政策のもとでの、地域医療「縮小型」の病院再編に利用されないか。(厚生労働省のモデル案は必ずしも「縮小型」とは言い切れないが)
また、自治体当局が、ガイドライン等に追随して、「縮小型」再編に利用しないか。
・・・これに対して、地域の実態を踏まえて、地域医療の「充実・拡大型」の計画にさせる、また、大幅に後退した地域医療の「現状固定型」ではなく、当面の危機を食い止め、今後の充実へ、展望を開くものにさせる

? 旧政権の選挙対策として、急遽、補正予算化されたものであり、計画の策定から提出、審査など
の日程があまりにも短すぎて、地方自治体からも抗議的批判意見も出ている。地域の関係者や住民的な論議もまともにできない。あまりにも拙速。
・・・これに対しては、計画の策定や提出・審査などの期限を延期し、自治体での計画案の策定期間を保障して、真に住民本位の計画に。新政権への働きかけ必要。22年度以後の予算措置も。
   また、有効活用・抜本強化の視点から、基金・計画の内容の抜本的見直し要求の検討を。

? 100億枠の交付金については、自治体や地域の身の丈を超えた大型公共事業にならないか。また、今後の病院財政運営の見通しなど、今後の病院運営に禍根を残すことにならないか
・・・「大型建築」に傾斜していないか、箱ものありき・建設ありきの拙速な計画になっていないか、過大な見通しの病院運営計画になっていないか、病院財政運営の見通しはどうかなど、資料を提示させ検討することが重要。地域医療の安定的運営・地域医療の今後の充実につながるか。
・・・京都では、舞鶴の4病院再編で活用方向で動いているが、地域医療「縮小型」ではないか。北部地域全体の医療水準の向上との関係はどうか、医師確保充実の見通しや、運営母体・財政計画・市の財政負担などの住民的検討を

? 30億枠の交付金については、病院再編を前提としている危険がある。
・・・これに対しては、喫緊の課題である、医師確保の緊急対策に有効に活用できるものにさせる。病院再編計画を前提とせず、地域医療の急場をしのぐ対策に活用できるようにさせる
  ・・・例えば、京都・丹後医療圏はじめ、緊急・中長期の医師確保対策に活用できるものに


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20091024地域医療再生基金について(検討メモ)20091024地域医療再生基金について(検討メモ) (121KB)

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