機関紙 - 暑い夏の熱い学習会!職場に大きな組合をつくろう 〜京丹波町職が新採歓迎学習会〜
京丹波町職では、新規採用者5人が組合に加入(6人の新規採用者)。「新しい仲間の学習も兼ねて、みんなが学べる学習会を」と7月29日に「暑い夏の熱い学習会!!」と銘打った学習会が開催され、30人の仲間が参加しました。
冒頭あいさつを行った宇野委員長は、「今日の情勢のもとで労働組合の重要性はますます高まっている。京丹波町でも、昇格時の格付け問題で要求が前進し、昇格時の短縮が実現した。これも組合があったから。元気に活動しよう」と呼びかけました。
労働組合とは
学習会の第一部は、「労働組合とは?」と題して山村隆京都自治労連委員長が講演。
山村委員長は、労働組合が生まれたイギリス・ヨーロッパの歴史にも触れながら、今の社会の中で労働組合の果たす役割を強調。そして、貧困と格差の実態や「なぜふるさとは寂れたのか」などについて様々な資料を示しながら講演し、「自治体労働者は住民生活と地方自治の架け橋になり、くらしと地方自治を守り発展させよう」と呼びかけました。
労使ルールの大切さ
市民の中に存在感
学習会の第二部は、舞鶴市職労の杉本保書記長が「舞鶴市職労の具体的な取り組み」について講演。
杉本さんは、当局が一方的に労働条件を決めるのではなく、「労働組合と交渉を行い合意して決めている」ルールの大切さを述べるとともに、市民の中で労働組合がどれだけ存在感があるかが重要と強調し、市民アンケートの取り組みや「まい研」(まいづる市民自治研究所)が、活躍されている様々な団体から講師を招いて学習会を行っている取り組みを紹介。
「まい研」の取り組みの中から『かまぼこ調査隊』を結成、伝統産業であるかまぼこ産業の活性化に向けて提言を行ったことや、それがきっかけとなり「舞鶴かまぼこ知ろう館」が誕生し大変喜ばれた経験に参加者は聞き入りました。
学習会の最後に、片山組織部長より「新しい仲間が増えて涙が出るほど嬉しい」とこの日参加していた4人の新採が紹介され、「労働組合の事が少しは理解できた。これからよろしくお願いします」などの挨拶に大きな歓迎の拍手が送られました。
京都自治労連 第1733号(2010年8月5日発行)より