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京都自治労連青年部 新採歓迎企画
あつまれ丹後王国の森
日程:6月21日(土)12時〜17時
場所:丹後王国「食のみやこ」
・BBQ交流会、園内散策、屋内交流企画など。
・送迎バスあります。詳しくは所属組合へ。
京都自治労連 第2023号(2025年6月5日発行)より
5月21日、ラボール京都で25春闘の総括と25夏季闘争方針を確立する京都自治労連第213回中央委員会を開催しました。
中央委員会では、京都原水協・平信行事務局次長を講師に「被爆80年原水爆禁止2025年世界大会の役割」と題した学習会と、メーデー写真コンクールの審査結果の発表・表彰を行いました。
公務員賃金・最賃の2つの署名推進を
開会あいさつで福島功委員長は、京都市職労のA組合員の公務災害認定闘争が公務上の災害と認められ全面勝利となったことを報告。続いて、「今年の人勧では物価高騰を上回る賃上げの実現に向けて単組・職場で署名を重点に取り組みたい。7月には参議院選挙が控えている。国民要求実現のための政治への転換をめざそう」と強調しました。また、各単組での組合員拡大の奮闘にも触れ、6月末までの組織拡大集中期間で新しい仲間を組合に迎えようと呼びかけました。
夏季闘争方針案について竹村義明書記次長は、25春闘における民間労組での賃上げ状況に触れながら、官民共同の取り組みで物価高騰を上回るすべての労働者の賃上げ、全単組が夏季要求書の提出・交渉で賃金・労働条件改善、改憲・大軍拡阻止、「対話と学び合い」で組合員拡大と自治労連共済拡大を推進、など8つの主要課題を提案しました。
生活改善につながる賃上げ実現に向けて、人事院総裁宛の25人勧署名と京都労働局長宛の最賃署名の2つを重点的に取り組みましょう。
「対話と学び合い」の実践深める討論
討論では、「新採アンケートには組合の成果や前進面、職員同士の交流への興味関心が示されている。要求や関心に合った対話を進める」(府職労連)、「今年は採用数の増加もあり、個別対話ではなく説明会を実施。Q&Aの対策など入念な準備で4月採用者は全員加入に」(宮津市職)など仲間づくりの経験が語られました。
職場要求の課題では、「A組合員の公務災害認定闘争での署名に感謝。争点だった公務起因性が認められたことは公務労働者すべてに生きる到達」(京都市職労・2面に詳細)、「時間単位の病気休暇を実現したい」(向日市職労)、「労働者の賃上げの動きを社会全体でつくることが求められる」(与謝野町職)などが語られました。
また執行部に対して、2月の第212回中央委員会の質疑で出された財政課題に対する検討や進捗状況に関する発言もありました。
各単組で、要求を出発点に、要求でつながる仲間づくりをすすめ、夏季闘争での要求前進と組織拡大の取り組みに力をあわせましょう。
京都自治労連 第2023号(2025年6月5日発行)より
最優秀賞
- 宇治非常勤労組
優秀賞
- 長岡京非常勤労組
- 舞鶴市職労
- 大山崎町職
入賞
- 精華町職
京都自治労連 第2023号(2025年6月5日発行)より
全労連・災対連の呼びかけで、第9次能登半島地震復興支援ボランティアが5月17〜18日に行われ、全国から47人が参加しました。
京都からも、京都市職労4名、福知山市職2名が参加し、珠洲市の山奥にある民家での土砂の撤去作業にあたりました。
福知山市職 Dさん
慣れない作業で日頃使わない手足が痛くなりましたが、参加した数十名と一緒に作業しました。
現地は土日で工事の動きはない上、未だ被災したままの家屋も多く、とても完全復旧を見通せる状況にはなく、更なる支援が必要だと感じました。
京都自治労連 第2023号(2025年6月5日発行)より
地域に根差した仕事が魅力的
舞鶴市職労 Bさん
生まれは兵庫県宝塚市。幼少期に阪神淡路大震災に遭い家も被害に。三田市に転居後、中学校卒業まで過ごし、海上自衛隊に入隊。その後、民間企業を経て、この4月に舞鶴市役所に就職しました。
所属は農林課。まさに今注目が高まっている農業政策に関わる職場です。「地域の方と直接関わることで、農業の重要性、続けることの苦労などが日々感じられ、忙しいながらも地域に根差した仕事に魅力を感じています」とのこと。
そんな彼が好きなものは「カレーライス」。自衛隊時代は毎週金曜日に食べていたため、一時は食べ飽きたそうですが、一周回って好きなものに。
最後に「今後とも進歩していけるよう努力したい」と語ってくれました。
京都自治労連 第2023号(2025年6月5日発行)より
コミュニティーが心地よくて
京都土木事務所で働くCさんには、能楽(のうがく)シテ方(かた)金剛(こんごう)流の師範という顔があります。母校の洛星中学・高等学校には、能の謡(うたい)と舞(まい)を学ぶ「謡曲部(ようきょくぶ)」という珍しい部があり、中学3年の時に顧問の先生から誘われ、「舞台でクモの糸を投げたり、チャンバラしたりするのが面白そう」と入部。人間国宝の豊嶋(てしま)彌左衛門(やざえもん)を父に持ち、師匠となる能楽師の豊嶋(てしま)三千春(みちはる)さんに指導を受けました。
大学進学後もクラブ活動で能を続け「厳しいけいこの合間には、他の能の流派や大学の垣根を超えた交流で青春も謳歌しました」と当時を振り返ります。京都府庁に就職後は、丹後勤務の3年間は能から離れたものの、京都市内の職場に異動してからは稽古を再開。今は月に2〜3回、知恩院そばの稽古場に通っています。「練習は一生懸命やりますが、名人は目指していません。ただ師匠の人柄や師匠を中心としたコミュニティーがとても居心地が良いんです」と、40年以上続けてきた理由を話します。
師匠を支えて能の普及を
伝統芸能である能楽、歌舞伎、日本舞踊などは、血筋で芸や技を継承する家元制度があります。師匠である豊嶋さんは、世襲だけではいずれ担い手が足りなくなることを見越し、血筋ではない人を一から指導し、プロの資格を取らせ、自分の舞台に出演させて経験を積ませるなどして後継者を育成してきました。門下からは、会社員などの生業に携わりつつ、プロの能楽師になった人が何人もいます。Cさん自身も「早期退職して、能の専業プロになる計画でしたが、55歳での昇給停止で貯蓄が計画額に達せず、しばらくは公務員生活を続けながら師匠の弟子として無償でお手伝いをする予定です」と笑いながらも、その言葉には師匠との強い絆と能への愛を感じます。
今後は若者に能を普及するためのワークショップに力を入れていきたいとのこと。7月には、母校の洛星高校で行われる伝統芸能鑑賞会で、師匠の舞台での助演が決まっています。「職場の親睦会や組合のイベントなど、ご希望があれば能のワークショップを無償で開催します。連絡してください」とアピールも忘れません。
京都自治労連 第2023号(2025年6月5日発行)より
京都市職労Aさんが業務中に舗装工事中の道路の段差につまずき転倒・負傷し、公務災害を申請したものの公務外とされた事案は、再審査請求の結果、当初判断が取り消され、公務災害と認める裁決が行われました。
争点となったのは今回の災害が「公務が原因で起こったか否か」という「公務起因性」でした。再審査では「舗装工事中の道路を歩行中に凸凹や段差につまずいて転倒することは、段差の程度等にかかわらず一般的に起こりうる」とされ、京都市の「1?にも満たない段差で転倒することは誰にでも起こることではない」との主張を覆し、相当因果関係があるとしました。
この裁決は、今後新たに災害が発生した際の認定にも影響し、すべての公務労働者の労働環境の改善につながる内容です。
一方で、この裁決は道路に凹凸や段差があることを前提としており、たとえ公務中であっても段差のない平坦な場所で転倒した場合は公務外とされる余地を残しています。民間労働者を対象とする労災では業務遂行中であれば基本的に業務起因性が認められ、平坦な場所で転倒・負傷した場合でも労災が認められるのに、公務災害では認められない可能性が出てきます。
公務上の災害として認められるべき事案が正しく認められるよう、認定基準の運用や公務災害補償の充実を求める取り組みが必要です。
京都自治労連 第2023号(2025年6月5日発行)より
実在する「京都駅ビル大階段駈け上り大会」を軸に描かれる青春物語です。家庭事情により水泳を諦めた広夢と、身体の異変(イップス)に苦しむ卓球選手の瑠衣。二人の高校生はちょっとした勘違いで学校の屋上で出会います。気の強い瑠衣と、怒らない草食動物のような広夢。噛み合わない二人がお互いを知っていく過程で、少しずつ変化していくのですが、このもどかしい距離感が素敵なのです。それぞれの状況が深刻なのに悲壮感が少ないのは目標に向かって前向きに進んでいく姿のおかげでしょう。
諦めることからスタートして、一緒に階段を走ることを通して再生する。明るい未来を約束したかのようなラストシーンが読後感爽やかな小説です。読むと京都駅の大階段を見に行きたくなりますよ。
京都自治労連 第2023号(2025年6月5日発行)より
25夏季闘争方針確立
京都自治労連 第213回中央委員会
日時:5月21日(水)13時30分開会
会場:ラボール京都4階第12会議室
京都自治労連 第2022号(2025年5月5日発行)より
今年度の新規採用職員を対象に各単組で組合説明会が行われ、新たな仲間の加入報告が次々と京都自治労連に届いています。
学習会や歓迎会なども企画され、組合に加入したことで得られる情報やつながりを実感できる取り組みに、多くの新規加入者や新規採用職員が参加しています。
「対話」と「事前準備」がポイント
今年の組合説明会では、「年齢」「職場」「職種」など、新規採用職員と「近い」関係にある先輩組合員から加入を呼びかけること、説明会で少人数のグループに分かれて一人ひとりと対話する時間を作るなど、自分が加入していて良かったことや加入してほしい思いを「自分の言葉」でどう伝えるかに重点が置かれました。
説明会での進行を含め、事前の準備をしっかりと話し合って丁寧にすすめたことで新しい仲間を組合に迎える経験が複数うまれています。
学習会や歓迎企画も実施
舞鶴市職労は、4月22日に新採職員学習会を実施し、新入組合員を含む12人が参加。賃金や権利の話を、持参した自分の給与明細書に照らし合わせながら、熱心に聞き入りました。
府職労は、4月26日に観光名所の散策といちご狩りが満喫できる新採歓迎南部企画ツアーを開催しました。新採職員12人を含む24人が参加し、当日配布された各自の名刺をツアーの合間に参加者同士で交換。名刺交換をきっかけに、研修中にできなかった同期のつながりや、職場や職種の違う参加者との話も弾み、和やかな雰囲気で楽しいツアーになりました。
京都自治労連 第2022号(2025年5月5日発行)より