機関紙 - 組合に入ったよ 住民のために働くのがいい! 〜向日市職労〜
今回の「組合に入ったよ」は向日市役所の2人。昼休みに組合書記局に駆けつけてくれました。同じ福祉部の岩谷誠司向日市職労委員長も同席して、各自持参のお弁当を食べながらお話を伺いました。
「愛妻弁当ですか?」ととなりのお弁当をのぞきこむBさん。照れながら「今日は無理に作ってもらいました」と答えるAさん。2人とも子どもがいて、給食がなくなるこの時期、子どもたちの食事の準備が大変!と岩谷委員長も含めて話が弾みます。今回の新採さん2人は民間の会社・団体から転職組。家庭を持つ中で、公務職場に飛び込んできました。
住民・地域のために働くのもいい!と父の声
Aさんは製薬会社営業職からの転職です。「6月末ぎりぎりまで製薬会社で働いて、この7月から向日市役所に来ました」「前職はかなりきつかったですね」と、この2週間のバタバタを振り返ります。
会社の売り上げ・成績アップにがんばってきたAさんですが、京都市の職員だった父親から「住民・地域のために働くのもいいぞ」という言葉を聞き、気になっていたといいます。「妻と相談して、転職を決めました。住民との距離が近い市役所や町村役場がいいと受験しました」と向日市役所に就職できてうれしそう。
障がいを持つ人のサポートがしたい
Bさんは手話通訳の資格を持って向日市に就職しました。手話の講習や資格の仕事をしてきたBさん。市町村から依頼を受け、手話通訳をする事が多かったといいます。「子育ても一段落して、自分の持っている資格で直接障がいある人を手助けしたいと考えました」。そこに向日市の募集を見つけたと。
信頼される仕事がしたい
「まだ2週間足らずですが、みんな優しい」「まだ覚えることいっぱいで、ぴりぴりしていますが、職場の先輩同輩に助けられてうれしいです」とAさんはニコニコ。書類が多いことにはびっくりしているとのこと。「効率よくできないかなあと感じています」。
一方、Bさんは、「いままでは利用者の立場でいろいろな書類を受けとっていましたが、この書類が発行されるまでに、たくさんの部や課の皆さんが関わっていたことがわかりました」「私はこの資格で就職したので、向日市の福祉行政にずっと関わっていくと思いますから、しっかりやっていきたい」と顔がキリッ!。Aさんは「市役所の仕事は多岐にわたりますが、自分に与えられた仕事をきちんと引き継げるようにしたいです」と、2人とも住民にも職場の仲間にも信頼される仕事をしていきたいと話します。
Aさんは野球、Bさんはコーラスが趣味とのこと。第2のスタートを切った2人。仕事だけでなく、家庭も趣味も楽しんでほしいなあと取材を終えました。
京都自治労連 第1876号(2016年7月2日発行)より