機関紙 - 京深層水
▼土佐の〜♪高知の〜 ♪はりまや〜橋で、懐かしいよさこい節に誘われて高知へいく。もちろん鰹たたきを塩とニンニクスライスで食べるともう絶品、極楽極楽!これでは何しに来たかわからない
▼高知市が市政100年記念として創った「高知市立自由民権記念館」に行く。身が引き締まる思いで明治初期の民権運動に引き込まれた。植木枝盛の「東洋大日本国々憲案」、立志社の「憲法草案」など現在の日本国憲法の源流がここにあったことを知る。京都・宮津市には天橋義塾があったことも知る
▼日清戦争前後からの時代について学ぶことは多いが、実はその前史的時代にこそ、今につながる新しい時代を切り開く民主主義の力があるように思う
▼明治維新から自由民権運動へと至る過程が、天皇制の下で一路富国強兵、海外侵略への道ではなかったこと、というより、その初期においては日本人自らの探求による民主主義への全国的模索があったこと、土佐はその中心的役割をはたした。(I)
京都自治労連 第1877号(2016年8月5日発行)より