機関紙 - 組合に入ったよ 気負わず、丁寧に住民と接したい 京丹後市職労
今回紹介する新しい仲間は、今年4月に京丹後市に採用されて市民課、長寿福祉課で「つながりを大切に」とがんばる3人です。さっそく話を聞きました。
人とのつながりを大切に
京丹後市役所の採用試験を受けた理由を尋ねると、「自分の出身地で募集していたので…」とBさん。Bさんは大阪で医療機器販売の仕事をしていて、「医師や病院と話を繰り返して、納得して購入して貰う。医療機器ですから医師に安心して使ってもらいたい」とBさんの仕事に対する誇りが伺えます。しかしそこは民間企業!苦労も。上司や同僚、営業先の相手さんとのかかわりの中で「やっぱり『人』だなあと思いました」と人に役立つ仕事がしたいと採用試験を受けたそうです。
Cさんは民間の老人ホームで主に相談業務をされていたとのこと。「入所されている本人・ご家族から様々な相談を受けていました」。相談内容は多岐に渡り、「行政も含めてだいぶ勉強しました」とのこと。Cさんも人とのかかわりで、喜ばれる仕事がしたいという思いが強くなり市役所を受けたそうです。
二人の話をニコニコ聞いていたDさん。「新卒で京丹後市役所に来ました。勉強してきた語学が地元で活かせたらいいなあ」と話します。Dさんも学生時代学んだ語学や学生生活などで人とのつながりの大切さ・楽しさを知ったとのこと。
「公務員」としての気遣いも
「もっとフレンドリーに接したいけど、まだまだですね」とBさん。市民課に配属され、窓口などで、個人情報保護のことなど公務員としての守秘義務や責任などが頭をよぎって、市民への対応がぎこちなくなることもあるといいます。この言葉にDさんもうんうんと同感。
DさんはBさんと同じ市民課。「戸籍の入力をしていますので、気を使います。市民と直接話すのは電話ぐらい」とDさんは言いますが、Bさんから「外国人からの電話は、語学が得意なDさんにまかせています」とフォロー。「大学時代に『やさしい日本語』という科目を履修し勉強しました。接続語を減らして日本語をわかりやすくして情報を伝えるもので、これを活かしていきたい」。
長寿福祉課に配属され、希望の職場についたCさんも「相談内容が広がって、様々な課や係に繋いでいく役割ですが、できること、できないこと、行政がどこまで責任が持てるかなど、気を使います」と奮闘中。
今回お話を聞いた3人とも、「市民とのつながりを大切にしたい!」という共通の想いが強く感じられました。
京都自治労連 第1877号(2016年8月5日発行)より