機関紙 - 第32回自治労連定期大会 〜住民とともに歩む自治労連運動を掲げ、仕事に誇りとやりがいを〜
生き生きと活動
共同を広げ、憲法が生きる職場・地域・自治体をつくろう
第32回自治労連定期大会が8月22日から24日、広島・国際会議場で開催、自治労連運動に確信を持つと同時に、住民生活擁護や組織強化・拡大、賃金・労働条件改善など闘いを前進させる決意を固め合いました。21日には補助機関や部会などの事前大会もおこなわれました。
大会では、民主党政権が公務員総人件費削減や地域主権改革をすすめるなか、仕事と職場を語る「対話と提言」運動を本格化させ、憲法を生かした安心して住み続けられる地域づくりへ住民などとの共同を広げようと呼びかけられました。
討論では全国各地から雇用確保、組織強化・拡大、賃金闘争などで闘いの前進が大いに語られ、活気に満ちた活発な討論が展開されました。京都自治労連からは3人の代議員が運動方針を深め、補強する立場から京都の運動の経験と教訓など発言。
働くルールを確立し、貧困と格差の解消、雇用の安定と均等待遇実現でよりよい住民サービスをめざす自治体労働者の「誇りと怒り」の大運動にとりくむとした運動方針などが圧倒的多数で採決されました。
〜京都代議員の発言(要旨)〜
市民要求実現の原動力は職場にあり
田中 実
宇治市職労
執行委員長
09確定闘争では全組合員参加の学習と意思統一で確定要求書と分会要求書を確立。全組合員規模での闘いを展開した結果、年間調整の撤回など勝ち取った。人員闘争でも労働条件課題として職場で議論。こうした成果は職場を基礎に組合員参加の活動を実践してきたことにあると確信、同時に「市民に喜ばれる仕事がしたい」との自治体労働者の誇りの表れ。公務員攻撃に情勢負けすることなく職場活動を基礎にした要求闘争前進へ奮闘する。
自治体労働者論の立場を鮮明にした運動を
池田 豊
京都市職労
中央執行委員長
昨年来、自治体労働者論に立ち戻り市職労運動を再構築。市民生活の実態に正面から向き合わず、住民生活が語られない弱点を抱えていた。医療・福祉労働者たちと一体となった連帯広場は自らの仕事のやりがいと住民の命と暮らしを守る行政のあり方を正面にすえた運動へと発展。国保問題の研究会などを立ち上げ、米軍基地問題は平和だけでなく地方自治の問題として深める必要。地域住民の繁栄そのものを私たちの運動の原点にすえて頑張る。
旺盛な活動を繰り広げた京都自治労連
田村治子
京都自治労連書記長
府知事選では要求を掲げた闘いで一定の要求前進。病院キャラバンでは医師不足は自治体だけでは解決できないと共通の話題に。構造改革や市町村合併で地域が廃れる中、「ふるさと再生運動」を提起、大きな反響あった。おきプロ成果で青年部が自信をつけ元気。消防組織化は誇りを持って働ける職場を作ろうと呼びかけることが大切。労働環境が整備されてこそ住民の命が守れる。リーダーシップの発揮と物心ともの支援をお願いする。
京都自治労連 第1735号(2010年9月5日発行)より