機関紙 - 核兵器廃絶へ 「ヒバクシャ国際署名」を成功させよう 日本政府は、被爆国の役割を果たせ
被爆71年、8月2日〜9日まで原水爆禁止2016年世界大会が開催されました。京都自治労連からは、4単組25人の代表が4日〜6日に開催された広島大会に参加、国内外の様々な発言や被爆者の訴えに、核兵器廃絶への決意を新たにしました。
今年の原水爆禁止世界大会は、国連加盟国の7割以上の国々が、核兵器禁止を支持し、禁止条約交渉の開始を求めている大きな国際世論の高まりの中で開催されました。
圧倒的な世論で核兵器ノーの声を
大会での海外代表や国内各地の核兵器廃絶運動の取り組みの報告は、大会参加者を大いに勇気づけました。とりわけ、新しく提起された 被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名を、毎年秋に開催される国連総会に結集し、2020年までに全世界で数億人分集める運動方針は、核保有国の抵抗を打ち破る規模とスケールの運動として、大きく歓迎され、「圧倒的世論で核兵器をなくそう」と『ヒバクシャ国際署名』に取り組む決意を固めあいました。
また、核兵器廃絶に背を向け、憲法改悪を強行しようとする安倍政権に対して怒りの声が相次ぎ、政治転換の声が大きく広がった大会でした。
参加者の感想
核のない世界へ行動を:舞鶴市職労
舞鶴市職労の代表として、世界大会に参加しました。今まで平和というものに対しては、実感を持ちながら日常生活を送っていなかったのですが、この世界大会に参加することで、実感を持つことができました。核のない世界を実現できるよう、これからは小さいことからも行動を起こしていきたいと感じました。
被爆者の想いを受けついで:京都市職労
初めて参加しました。?二度と自分たちのような辛い経験をする人を作ってはならない?との想いで、壮絶な被爆体験を語ってくださった被爆者の方に、心からの尊敬と感謝の気持ちでいっぱいになりました。今後は、被爆者の方の想いを受け継ぎ、平和な世界を実現するために自分にできることは何かということを考えていきたいと思います。
京都自治労連 第1878号(2016年8月20日発行)より