機関紙 - 京深層水
▼早朝4時起床、5時京都市内発、内閣府、福井県、京都府、滋賀県、関西広域連合による原子力防災訓練の現地調査に入る。場所は舞鶴市のPAZに準ずる地域の成生地区。
▼船舶による避難の計画だったが、波が高い(外海で2・4mとのこと)ので中止。地元の人にも取材したが、「この程度で中止じゃどうするんだろう?」とのこと。
▼来る予定だった船は小浜の観光船。昼間の営業時間帯の事故の時は来るのだろうか、船長はじめ従業員は業務命令で高い放射線量が予測されるのに駆けつけるのだろうか、深夜に原発事故が発生したら船長と機関士は叩き起こされ、家族を置いて舞鶴まで来るのだろうか?
▼そもそも小浜港から大飯原発の前を通過し、今回の事故想定した高浜原発の真近を通って成生地区のために観光船で来るのだろうか?
▼高浜原発から6?、成生地区の住民は荷物をまとめて船が来るのはじっと待っていることはないだろう。現地に行ってこそ課題が見えてくる。
(I)
京都自治労連 第1879号(2016年9月5日発行)より