機関紙 - 米軍が福知山で射撃訓練開始 住民無視の米軍と防衛省に抗議の声
承認したのは11月8日
京丹後の米軍レーダー基地の軍人・軍属による実弾射撃訓練が、陸上自衛隊福知山駐屯地の射撃訓練場で11月29日から始まりました。これは、府内に第二の米軍基地ができたことになり、住民の安心・安全にとっても極めて重大な問題です。
福知山射撃訓練場の自衛隊と米軍の併用問題が明らかになると、直ちに京都総評や京都自治労連、福知山市職など、労働組合や様々な団体が府や福知山市に計画撤回の申し入れを行いました。
この申し入れを受けて、11月7日に府知事と福知山市長が稲田防衛大臣に面会し、「事件・事故が発生」することも念頭に、政府の責任ある対応を求める要請を行いました。
その後、11月8日に防衛省から一定の回答があったことをもって、京都府は11月14日に事実上の承認をしました。
京都に米軍基地はいらない
ところが11月25日、防衛省が京都府に回答した同じ8日に「日米合同委員会」が開催され、「福知山での米軍射撃訓練を了承する合意」がされていたことが明らかになりました。防衛省は、京都府への回答と並行して承認を行ったことになります。
防衛省の府民や福知山市民を無視した態度に、怒りが広がっています。また、防衛省にも米軍にも何も言わず、府民、住民の安心・安全を守る立場に立たない京都府知事と福知山市長に対しても怒りの声が広がっています。
より一層、「京都に米軍基地はいらない」の声を大きくしましょう。
米軍の交通事故40件に
米軍・軍属が10月、11月に8件の交通事故。2年間で40件にもなりました。「運転前の講習」を求める住民に、防衛省は人が替わるごとにできないと拒否。
京都自治労連 第1885号(2016年12月5日発行)より