機関紙 - 安全でおいしく、ふれあいある給食を 〜より豊かな学校給食をめざす京都集会〜
「食の営みが、体をつくる・心をつくる」をテーマに、より豊かな学校給食をめざす第36回京都集会が18日、京都市内で開催され、約100人が参加しました。
料理研究家の枝元なほみさんが、「食を通して社会と繋がる―普通に食べる幸せをみんなで」と題して記念講演。枝元さんの温かい人柄に、食の大切さが会場の参加者の心にしみわたりました。
宮津市の民設民営に驚きの声
午後からは2つの分科会が行われ、「食の安全から学校給食を考える」の分科会では、宮津市職の藤原節夫委員長が、宮津市が、中学校給食を実施することと合わせて、小学校の自校給食をやめて民設民営のセンター方式を導入することを、保護者や現場関係者の意見も聞かずに一方的に決めたことを批判。労働組合や市民団体、個人などが呼びかけて「宮津市のより良い給食を考える会」を結成し、新聞折り込みチラシや懇談会の開催、請願署名運動を取り組んでいることを報告しました。
分科会では、京都府の中学校給食の実施率が36・7%(全国82・4%)でワースト2位であることなどが報告されるとともに、この間の運動で中学校給食実施が広がっていることが報告され、豊かな学校給食を求める運動の重要性が強調されました。
京都自治労連 第1890号(2017年2月20日発行)より