機関紙 - 職場で語り、地域へ踏み出し ふるさと京都再生を 〜京都自治労連第175回中央委員会〜
賃下げ阻止、地域経済を守ろう
10月8日、秋期年末闘争の方針を確立する京都自治労連第175回中央委員会がラボール京都で開催され、14単組から42人の中央委員が参加。執行部提案は、積極的な討論ののち全会一致で確認し、秋期年末闘争に全力をあげることを誓い合いました。
執行部を代表して挨拶を行った川俣副委員長は、先に府議会で可決された「関西広域連合」の問題に触れ、「関西広域連合は、人も金も資源も、大阪に集中させて、そのおこぼれで周辺の府県が潤う」と言うものですでに破綻済みの政策の焼き直しだと厳しく批判。府議会ではどの会派も“問題がある”と言う質問ばかりだが、結果は可決された。真剣に議論されていればありえないことだとし、この秋は、地方自治をどう守るのかの観点でたたかいをすすめる必要性を強く強調しました
続いて田村書記長が方針を提案。田村書記長は、秋期年末闘争の目標として
(1)全員学習・対話懇談・行動参加、全単組での要求書の提出と団体交渉を行い「労使対等・労使合意」の基本原則を追及する
(2)ディーセントワークの実現
(3)職場と仕事を語り、再点検、地域に出て運動をすすめ、安心して住み続けられる地域を、住民と一緒にすすめる
(4)「地域主権改革」に反対。地域へ共同を広げる。福祉・地域医療を守る
(5)憲法改悪反対、核兵器廃絶の取組みをすすめる
(6)あらゆる運動を組織拡大に結びつける
などを基本に方針の具体的提案を行いました。
活発な討論
方針提案を受けての討論では、府人事委員会の特徴と成果主義賃金、要求書へ「看護師の2交替制勤務」に反対を(府職労連)。職場を基礎にした学習・確定・人員闘争(宇治市職労)。市賃金カット解消と非正規処遇改善でつっこんだ勧告、財政有識者会議の特徴(京都市職労)。モチベーション上がる確定を、市民アンケートの取り組み、市民病院問題での動き(舞鶴市職労)。関西広域連合問題について(府職労連)。国公準拠の壁打破を、評価制度問題、組織拡大で頑張る(綾部市職労)。確定・組織拡大で若い役員信頼して、非正規職員の待遇改善へ(向日市職労)など活発な発言があり、執行部提案を満場の拍手で採択しました。
また、昼休みには会場近くの阪急西院駅前で「9の日宣伝」を行い、30人を超える参加者が署名・宣伝行動に奮闘しました。
京都自治労連 第1738号(2010年10月25日発行)より