機関紙 - 組合に入ったよ 一緒に地元でがんばろう 京丹後を好きになってほしい 〜京丹後市職労〜
今回の「組合に入ったよ」は、京丹後市職労。高校時代は同級生でお互い目標もって進学。4年後、地元に戻って京丹後市に就職した2人を取材しました。
地元に戻って働きたかった
今回取材に応じてくれたのは、健康推進課で保健師のAさんと丹後子ども園で保育士のBさん。二人とも京丹後市出身で高校の同級生。2人で相槌を打ちながら、和気あいあいの取材となりました。
最初に、京丹後市を就職先に選んだ理由を尋ねると、2人とも「生まれ育った京丹後市が好きで、はじめから京丹後市に戻ってくることを決めていた」とニコニコ話します。
Aさんは高校時代、将来を考えたときに「『保健師』という仕事を知った」といいます。「親から保健師という仕事を聞き、調べました。地元に戻ってくることを前提に大学で保健師の勉強をしてきました」ときっぱり。Bさんは「私は最初、『保健室の先生になろう』と大学に進学しましたが、就職活動の中で『私は子どもが好き』と気付いて保育士志望に変えたんです」と経過を話します。2人とも就職活動では苦労したそうで、採用面接の話で盛り上がります。資格を2つ以上持つ2人に、難しい質問もあったとか…。「『京丹後市でがんばってほしい』という面接官のおもいが伝わって、いっそう緊張しました」とAさん。「京丹後市の子どもの将来にかかわっていくことの責任を感じました」とBさん。
さっそく現場、さっそく実践に
念願の京丹後市で希望の職場に配属された2人。Bさんは、はじめから3歳児を一人で担任です。「緊張します。初めてなので要領が悪くて…。先輩がタイミングよくアドバイスしてくれるので助かります」と奮闘中。Aさんも先輩に付いて現場回り。「地域に出て、先輩の仕事を見ながら勉強中です。住民とのつながりをつくっていくことは重要だなあと思っています」とAさん。「来月は私も、地域の講習でレクチャーするんです!」とうれしそう。
Aさんは、「『保健師』という仕事・役割があまり知られていない」と感じています。「友だちへ説明するのも一苦労です。まだまだ地域での保健師の仕事が知られていません」「地域の住民の皆さんとのかかわりを大切にして、住民の皆さんが健康で安心して暮らしていける京丹後にしたいです」と仕事の誇りとやりがいを話してくれました。Bさんも「子どもが元気なのがいちばんうれしいです。地元が好きなので、子どもたちも地元の良さを知ってもらえたらいいなあと思っています」と仕事のやりがいを話してくれました。
京都自治労連 第1897号(2017年6月5日発行)より