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機関紙 - 長時間労働解消、人員増で安心して働き続けられる職場を 〜大会での代議員の発言(大要)を紹介します〜

長時間労働解消、人員増で安心して働き続けられる職場を 〜大会での代議員の発言(大要)を紹介します〜

カテゴリ : 
組合活動
 2017/8/7 17:20

見える組合活動で仲間を増やし、京都自治労連結成70年を迎えよう

 大会の討論では、16単組23人の代議員が発言。各単組、分野からこの一年間の職場・地域における様々な取り組み、たたかいの経験について感動的な発言が相次ぎ、大会参加者は集中して聞き入りました。

 発言は、執行部提案を支持し発展させる立場からのもので、異常な超勤実態を改善させるために取り組んだ「超勤実態アンケート調査」に大きな反響が寄せられた経験、保育所や学校給食の民間委託に住民や保護者とともに共同した反対運動を展開した経験、「共謀罪」反対など安倍暴走政治をストップさせる取り組み、官民一体となった賃金闘争の経験、青年を中心に70周年記念事業として取り組んだ岩手フィールドワークの報告、そして困難だと思われた職場で、新しい仲間を組合に迎え入れた経験など、ドラマチックな発言となりました。

「じちはた」成功が力 女性の要求実現へ:京都市職労

 京都自治労連女性部は7月6日に大会を開催、14単組46人が参加した。この間すべての女性の要求実現をめざす活動を進め、昨年京都で開催された「じちはた」は手作りバック製作など各単組からのべ209人の参加で組織強化につながった。討論では超勤実態調査や保育所民営化反対の運動、イチゴ狩り、ソフトバレーなど多彩な取り組みが報告された。憲法と平和を大切に、安心して働き続けられる職場づくりに頑張る。

学習と交流で仲間増やし成長したい:与謝野町職

 京都自治労連青年部では沖縄平和ツアーの取り組みで現地に行かないと知ることができない事実等を目の当たりにした。この現実を周りに伝え、継続して平和活動に取り組む。春闘学習会ではなぜ公務員が「春闘」に取り組むかを学び、岩手フィールドワークには多くの青年が参加し、自治体職員の姿勢を考える良い機会となった。スプリングフェスタなど交流を通じて仲間を増やし、学び、成長できる青年部を作る。

組合員の声を出発点に要求活動を展開:与謝野町職

 組織状況はほぼ全員加入だが、加入しない新採職員がおり、影響が出ないか懸念している。要求活動は組合員の声を集約、執行部で整理、そして理事者に要求提出、交渉を行っている。人事評価制度は「一方的に進めるな」と申し入れ、組合も参加する検討委員会で協議している。動物死骸処理に係る手当や保育園へのパソコン配置など改善させてきた。土日の日直体制見直し(勤務日数減)を求めて協議を進めている。

総会を開催し、学習会にとりくむ:伊根町職

 今年度は久しぶりに総会を開催する。京都自治労連の援助を受けて学習会も計画・予定している。京都縦貫道が全線開通し、北部への交通は便利になった。ぜひ伊根町へ足を運んでほしい。

詳細決めず自衛隊と職員派遣の協定締結:舞鶴市職労

 月150時間、2ケ月で200時間など時間外労働が深刻。時間外を抑えろとの所属長の指示で正確に超勤申請ができていない実態があり、質していく。
 原発に関する行動マニュアルが全職員に示されたが内容は原発の安全性を訴えるのみ。職員がどう動くのか明らかにさせる。
 災害時に自衛隊基地内の保育サポート施設に保育士を派遣するとの協定が労働条件など詳細を決めずに海上自衛隊と結ばれた。

共済拡大、新採全員加入で団結強める:大山崎町職

 第一に、健康告知に該当する仲間のために、みんなで自治労連共済に加入しようと呼びかけ、70%加入を達成した。執行部が一丸となり団結が強まった。第二に、今年度の新採が全員加入となり大変喜んでいる。加入して良かったと思ってもらえるように今後の活動を頑張りたい。第三に、保育所統合問題が浮上しているが、子どもたちに影響を及ぼさないよう保護者とも力を合わせて公的保育を守っていく。

分会要求確立し委託拡大ストップ:宇治市職労

 人員闘争では分会での議論、要求書確立、所属長交渉という流れで毎年闘争を行い、健康で働き続けられる職場づくりをめざして奮闘。その中で、清掃職場でのこれ以上の民間委託を中止させる成果もあげてきた。
 組織拡大では今年も新採100%加入に加え、未加入者の加入が相次ぐ状況をつくることができた。福利厚生・組織強化の課題では個人賠償責任保険で288人が加入、今後も拡大50%をめざしていく。

無期転換5年を機に待遇改善と組織拡大へ:府職労連

 来年で有期雇用の無期転換5年を迎える。3000人の職員のうち、1600人が有期雇用。うち300人が30年4月で5年。夏季交渉で当局は「法律上間違いのない運用を行う」と回答。職場は有期雇用職員なしでは回らない。この機会を待遇改善、組織拡大につなげていく。今年度の組合説明会では労働組合の存在意義やこれまでの成果を示した。労働者的に物事を考える人が多く、働き方の改善、組織強化に努めたい。

地域と共同した平和活動に参加:南山城村職

 加入率100%は誇れる所で結束力は強い。職場によっては業務が多忙となり、超勤を減らす事が難しい。業務負担を減らすために臨時職員を雇っているが労働条件が悪い。組織化とあわせ改善に努力したい。要求書は提出するが、回答が無い状態が続いている。労働条件・権利を守るために頑張る。平和活動は、平和の集い実行委員会に参加し、地域の他団体と共同して8月に講演会や演奏など工夫している。

自治体職員、労働組合のあり方学んだ:京都市職労

 6月の岩手フィールドワークに参加し、自治体職員や労働組合の役割、住民主体のまちづくりを学んだ。
 被災当時、住民から厳しい言葉を受けたが、その背景は私たちが頼りであることの表れ。そして「住民を支えるのは自治体職員。その職員を支える労働組合活動をしよう」と着替えなどの物資提供、昇給停止やメンタル不調の改善に取り組んだことなど組合の役割、大切さを実感した。7月21日に報告会を実施する。

組合の意義を学習で再確認:京丹後市職労

 4月から9年ぶりに組合専従となった。決意を新たにしている。13年前に合併して以降、自治労との競合が続いている。今年は新採36人中23人が加入。昨年から増勢しているが、事務職の組合加入に苦戦している。7月12日に定期大会を開催し、新体制を確認。組合の意義を組合員に再確認してもらうべく、笑工房の方を招いて学習会を実施した。「当局に約束を守らせるのが組合」との話に、原点に戻って奮闘していく。

給食センター民営化反対住民共同で運動強化:宮津市職

 学校給食の民営化問題について。アレルギー食にも対応してきた自校方式からセンター方式へ変更する方針が出ている。現業協議会が当局へ申し入れてようやく職員に説明されるという状況。「よりよい学校給食を考える会」を立ち上げ、住民との懇談会では自校方式を残してほしいと多数の声が寄せられた。計画見直しの請願は議会で否決されたが、今後も諦めずに地域住民と連携して、民営化反対の運動を広げていく。

指定管理の壁のりこえ要求改善めざす:宇治野活労組

 結成4年目。賃金・労働条件改善に向け、春闘・夏季・確定要求書を提出し、交渉を行っている。アクトパル宇治は、宇治市の指定管理を受け、100%市の委託料で運営。労働条件は市の嘱託準拠だが、勤務時間が長く矛盾が大きい。市議会で取り上げてもらうなど改善を求めている。無給だが、介護、育児休暇を勝ち取った。戦争法や共謀罪反対の課題は洛南地協に結集して宣伝などに取り組んでいる。

正規への転任制度で組織拡大も前進:京都市生涯学習振興財団労組

 この間財団は、司書資格を持つ正規職員を10年間採用せず、3年有期の嘱託職員を採用してきた。組合として、正規職員への転任制度を要求し、昨年はこの制度を利用して3人が正規職員に採用、うち1人が組合に加入した。労働条件は京都市に準じるため、「京プラン」による経費削減でサービス向上の体制が取れない状況が続くが、一人でも多くの仲間の加入を呼びかけ、要求や悩みを解決するために頑張る。

保育民営化反対で奮闘 自治研活動の大切さ実感:向日市職労

 公立保育園の民間移行問題で6園あった公立園は4園となり、さらに1園が民間となる事が決まった。保護者との署名運動など取り組んだが悔しい。子どもたちの保育環境の整備を申し入れている。組織拡大では現在1人の加入にとどまっているが、乙訓地協歓迎会に4人が参加。引き続いて声をかけ続ける。自治研集会等で手話言語条例と職員採用のレポート報告を行ったが、自身の課題整理の良い機会となった。

現業不採用を跳ね返す運動を全国規模で強化:府職労連

 府職労現評議長、京都自治労連現評副議長として発言。総務省の技術的指導という名の現業不採用をはね返すべく奮闘している。京都自治労連現業評議会では様々な取り組みを実施している。3月4日には中央行動で署名提出、決意表明を行った。全国的に給食センター廃止等で任命替えや非正規雇い止めが起こっている。現業職員の賃金・労働条件改善、新規採用を求めて運動進める。

力あわせて賃金改善、休暇制度拡充勝ち取る:宇治環嘱労

 この間の活動を報告する。賃金改善をはじめ、夏期休暇や傷病休暇などの拡充を勝ち取ってきた。組織体制の見直しに伴って、嘱託職員が6人減員となった。組合結成から5年が経つが、組合員の中からこれまで毎年1人以上必ず宇治市の正規職員に採用されている。非正規雇用という不安定な立場から抜け出すために賃金改善など力をあわせて頑張っていく。引き続いて支援をお願いしたい。

メンタル問題で交渉若手職員を支える活動を:福知山市職

 窓口で職員を呼び出し、大声で怒鳴られる状況に対して上司や同僚が見て見ぬふりする職場実態がある。対応した職員一人が疎外感を感じ抱え込むことはメンタル面でも問題として交渉で取り上げた。若手職員への聞き取りや声かけなど、組合として支えていく活動を進めたい。
 岩手フィールドワークに参加し、家族や仲間を失い被災者となりながらも復興に向けて奮闘した仲間たちの姿に触れる事ができた。

要求アンケートに回答多数組合への期待に応えたい:綾部市職労

 ここ数年、新採の組合加入が続き活気が生まれている。若手を中心に他単組の青年部の集まりに参加し、交流も出来ている。昼休みには組合書記局に若手が集まって交流しており、これが世代間の交流につながっている。
 この間取り組んだ要求アンケートには組合員数を大きく上回る142人の回答が寄せられ、職場要求や組合に対する期待や応援を感じている。この声を交渉で当局にぶつけていきたい。

職員・組合員の雇用確保に全力:舞鶴市職労

 こうむ公共一般舞鶴支部は結成10年を迎え、これまで賃上げや有休など勝ち取ってきた。一時金の支給めざす。養護老人ホーム「安岡園」が来年4月から民営化。職員の雇用先確保など交渉を行い、民営化後の施設への引き継ぎも含め複数選択肢を示すとしていたが、突然法人での雇用希望は直接申し込むことを通知してきた。すぐに申し入れて通知が最終ではないことの言質をとった。素早く対応できるよう注視する。

窓口業務の委託阻止学習と運動強めたたかう:京都市職労

 組織拡大は現在141人、新採は100人の到達。研修期間中のアンケートで22人が加入した。これまでの歴史の中で画期的。その後も各支部で説明会が行われ加入が広がっている。
 現在、公共サービスの産業化の名の下に民間委託を見すえた窓口業務の実態調査の業務委託が進められている。地方自治の本来の目的を崩し、民間企業の金儲けへの加担を阻止しなければいけない。学習と運動を強めてたたかう決意だ。

市民要求かかげ中学校給食実現へ:宇治市職労

 昨年12月の市長選では子ども医療費の無料化拡充、中学校給食の実現など市民要求と運動を広げて取り組んだ。敗れはしたが、中学校卒業まで医療費無料化が実現、中学校給食の実現へ議論が進んでいる。
 賃金闘争では配偶者扶養手当引下げの根拠が曖昧と追及し継続協議に。退職手当削減反対、現給保障期間の延長などこれ以上賃下げさせないたたかい強める。
 宇城久地区労での労働学校に青年層の参加めざす。

知事選勝利めざし憲法生かし語る運動を:府職労連

 20年ぶりに現勢回復。青年中心のDVD作成や青年アンケートなど、分会役員が直接対話を進め加入に結びついた。みんなで作る70周年事業はのべ700人が参加し、ナナマルフェスタでは組合員を主人公に要求実現と交流を深め、新たな歴史に踏み出す決意。
 20時退庁の依命通達でサービス残業や休日勤務が増えている。憲法を暮らしに生かす府政のあり方を語る運動をすすめ知事選挙で勝利をめざす。


京都自治労連 第1901号(2017年8月5日発行)より

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