機関紙 - ありがとう、そして 新しい歴史のスタート
たゆまぬ奮闘で築かれた組織と運動引き継ぎ未来へ
委員長就任あいさつを行なう福島 功さん
退任された役員の皆さん、長きにわたってお疲れ様でした。引き続き、様々なところで支えていただければと思います。
私事ではありますが、この4年間、自治労連本部で自治労連運動の先頭にたって奮闘させていただきました。それが出来たのも出身である京都自治労連の組織と運動に支えられてきたからだと思っています。そして、この京都自治労連の組織と運動をつくってきたのは退任される池田委員長をはじめ、多くの現場の皆さんのたゆまぬ奮闘によって築かれたものだと思います。
この組織と運動の前進で、11月5日の結成70周年を迎えることはもちろん、歴史的な転機である今現在、私たちの奮闘で乗り切って、とどまることなく、結成80年、90年、100年とつなげていくことが必要であり、それが私たちの使命であると思っています。
そのために選出された新役員一同、団結して奮闘する決意です。どうか引き続きよろしくお願いしたい、そのことを申し上げて新役員を代表しての挨拶とさせていただきます。
憲法の原点に立ち返り豊かな想像力を膨らませて
委員長退任あいさつを行なう池田 豊さん
6年間、本当にありがとうございました。
委員長に就任した翌2012年に安倍政権が発足して以降、あらためて憲法・地方自治とは何か、地方創生で何が行われようとしているのか、このことを深く考えさせられました。「憲法を暮らしの中に生かそう」の垂れ幕を見て、あらためて憲法の原点に立ち返ることが必要と感じています。地方自治や憲法、働く者の権利を守るたたかいを重視してきました。これらに意見や声をあげられるのは労働組合に他なりません。
そして原発問題では、自治体職員として、労働組合として、福島や高浜・大飯など、立地自治体の調査活動を通じ、市民の中に入って地域をどう守るのか、しっかりと考えて取り組む必要があると肝に銘じました。
現実をしっかりと学ぶことと同時に、そこから豊かな想像力を発揮して、物事を深く考える力が必要です。様々な経験を広げ、多くの仲間の豊かな想像力をかきたてる、そのことが自治体労働組合として地域住民の命と暮らしを守ることにつながると考えています。
京都自治労連 第1901号(2017年8月5日発行)より