機関紙 - 組合に入ったよ 亀岡市職 〜日々成長する子どもに感動 大切な時期に緊張と責任〜
「組合に入ったよ」も今年度最終回。今年入庁された方々も6ヶ月がすぎ、仕事に慣れてきた頃です。今回は、亀岡市の保育所で担任を持ってがんばっている男性保育士を取材しました。
採用試験で緊張!「落ちたと思った」
「採用試験があったのは昨年の今頃ですね」と話し始めてくれたAさん。今年4月に新卒で亀岡市に採用されました。Aさんは宇治市出身ですが、保育士になりたかったAさんが最初に受験したのが、亀岡市だったそうで、「実技試験で落ちたと思いましたから、採用通知が届いてうれしかったです」と試験でのエピソードを話してくれました。「面接試験で想定していた質問がほとんど出なくて、顔が熱くなるのを感じました。実技試験では実際に子どもがいるクラスで行われて、子どもに『ピアノ、下手だね』とその場で言われてしまい、ガックリして帰りました」とAさん。採用通知が届いてすぐに「亀岡市でがんばろう」と決め、亀岡市内に引っ越しました。
「教育実習でのわずか数週間でも、子どもの成長がわかるんですよ。『責任重大、がんばろう』と決意をあらたにしました」。
さっそく2歳児担任 一日過ぎるのが早い
Aさんは、4月から2歳児クラスを一人で担任しています。「最初の1ヶ月は、自分がどうクラスを運営していくのか悪戦苦闘していました。先輩や援助員さんのサポート、アドバイスがうれしいし、みんなで保育所全体が運営され、子どもが活き活きしているのが判ってきました」。とはいえ、今でも毎日忙しい。「一日が早いです。季節ごとのイベントもあるし…緊張感を切らさないようにしています」。最近、ようやく次の日のことを考えられるようになったとのこと。Aさんの趣味は車とオートバイ。「のんびり遠出したいけど、今は仕事が第一ですね」
仲間同士の交流に期待 自治研活動も
最後に、組合加入について聞きました。「保育所間の情報交換や保育士同士の交流もしたいですね。学習も!府内外の自治体の保育の様子や事例なども知りたいです」と組合への期待も話してくれました。
まだ半年、されど半年。笑顔の中に自信とやりがいをうかがわせる好青年に出会いました。
京都自治労連 第1905号(2017年10月5日発行)より