機関紙 - ドキドキが文字どおりワクワクに "学ぶ" "知る"ってこんなに楽しい!面白い!〜亀岡市職〜
全労連が呼びかける初級教育制度「わくわく講座」や労働学校が各地で取り組まれています。この間、京都府内でも乙訓、丹後、宇城久、そして亀岡で行われてきました。
昨年6月から11月に取り組まれた亀岡地労協主催の「わくわく講座」に、亀岡市職から4人の仲間が参加しました。ドキドキした気持ちも、回を重ねるごとに「知ることって面白い」とワクワクした気持ちに。半年間にわたる講座を無事に修了した4人にお話を伺いました。
「学ぶ」「知る」ことの面白さに感激
「楽しかったよね」「知らないことの多さにびっくり」、今回わくわく講座に参加した市職メンバーの声です。「Aさんに誘ってもらったので」と参加したきっかけを話すBさん。「難しく考えず、みんなで行ってみない?と声をかけてくれたので気軽に行ってみよう、って」との言葉に周りもうなずきます。
講座は6月からスタートし、11月まで月1回行われ、府職労や民間保育士など様々な職場の方が参加しました。振り返ってもらうと、「1回目の講座は分かりやすかった」とAさん。「資本主義社会の話ですよね。面白かった」とBさんが続けます。「内部留保をはじめ、日本の社会構図、仕組みを分かりやすく教えてもらい、とても新鮮でした」。
「私は最後の講座での憲法の話です。憲法を守る責任、というところにハッとしました」とCさん。Dさんは「労働者の権利が知れたこと。休暇取得について、参加者同士で交流した時、取れる環境にないとの話が出て、根本から変えないとダメなんだと思いました」。
学校の授業みたいで楽しかった
講座は、参加者みんなでテキストを読み合わせていく形で進められました。「テキストがイラスト入りで分かりやすかった。自分が組合に入った時にこれがあったら良かったと思いました。すごく役に立っています」とCさん。執行委員会でもわくわく講座の内容が話題になったと言います。
「参加者みんなが初めてで、お互いに分からないことを聞き合うなど、参加しやすかったのも良かった」とBさんが話すと、「雰囲気がすごく良かったね」とみんなが声を揃えます。「前回の振り返りのレジュメを作ってもらったのも助かりました」とDさん。「メンバーも回を重ねるたびに顔見知りになってきて、学校の授業みたいで楽しかった」とわくわく講座での学びは、みんなにとって新鮮でした。
読み合わせ後の交流の時間では、自分たちの職場以外の状況を聞く機会にも。「具体的なことを聞いたのは初めてでした」と声を揃えます。Dさんは「民間の保育士さんに同年代の方が多かったのでもっと交流できていれば、と少し悔いが残っています。日常的に関わる機会がないので、もっとグイグイいって仲良くなっておけば良かった」と残念そう。
「1回だけでは分からない部分がまだある。もう少し深められたら面白いと思う」とのBさんの言葉に、「今回の機会を生かして引き続いて何か出来ないかな」とAさんが話を振ると、「保育内容の事だったら仲間づくりの点から組合員以外にも呼びかけられる」「民間保育士との交流も出来るよね」「継続してつながること、学ぶことが出来たらいいな」とみんな前向きです。
力あわせ、もっと仲間を増やしたい
「休憩時間の確保や人員増などを獲得してこれたのは労働組合があったからこそ。活動を続け、要求書をしっかり出すことが大切だと実感できました」とCさん。「声を上げ続けることで当局の姿勢も変わってきた」と力を込めます。
そして、「わくわく講座は刺激になりました。活動の幅を広げて組合員が増えたらいいな。去年は新採さんが4人加入してくれました。組合員が増えたら職場環境などもっと改善できると思う」とDさんの思いに、「うん、増やしたいね!」と気持ちは一つに。
「今年もみんなで力をあわせて一緒に頑張ろう」―――わくわく講座で得た力が、亀岡市職が踏み出す大きな一歩と元気につながっています。
京都自治労連 第1911号(2018年1月5日発行)より