機関紙 - なるほど、そうだったのか!要求実現へ交渉力アップを実感 〜京都自治労連第3回労働セミナー〜
組合役員の力量アップと「次の担い手づくり(次世代育成)」を目的とした京都自治労連第3回労働セミナーが6月16日・17日、京都烟河(亀岡市)で開催されました。同セミナーには7単組35人が参加。賃金・権利の基礎や労働組合のニュースづくりを学ぶとともに、交渉力を高めることを目的に模擬交渉も行い、職場要求前進へ実践に役立つ取り組みとなりました。
実践形式で課題に対処
労働セミナーの魅力の一つが「模擬交渉」。講義を聴くだけではなく、実践形式で課題に対処し、経験を積むことができる点です。
「模擬交渉」では、夏季要求と会計年度任用職員制度問題で交渉団を二つのグループに分け、京都自治労連執行部を当局に交渉を実施。ラスパイレス指数を理由に賃金カットを提案する当局にどのように対応するのか、超勤縮減に具体的対策を示さない当局をどう追及するのかなどについて交渉のすすめ方を学習しました。
会計年度任用職員制度問題では、正規職員の人数を減らし、仕事を会計年度任用職員に置き換えてはならない点や、臨時・嘱託職員の処遇などで想定される問題で交渉を行いました。
セミナーには、臨時・嘱託職員の仲間も「新しい制度である会計年度任用職員制度に対応できる力を付けたい」と、真剣に模擬交渉に参加しました。
参加者からは、「交渉のやり方をいろいろ学べた」「他市町村の具体例など、参考になった」などの声が寄せられました。
京都自治労連 第1923号(2018年7月5日発行)より