機関紙 - 平和でこそ子育てができる ひとつひとつを積み上げて 「9の日宣伝」を共同でつづける大山崎町職
大山崎町職の平和の取り組みを知りたくて執行委員会を訪ねました。話を伺うと、「朝鮮半島が非常に緊迫しているので心配」「何とか話し合いで解決を」「こんな時こそ平和憲法を持つ日本が役割を発揮すべき」等とみなさんから声が返ってきます。
大山崎町職では、乙訓地域の労働組合や諸団体と協力して平和の取り組みを行っています。特に8月は「平和月間」として、終戦記念日には大念寺での「平和の鐘つき」を22年つづけてきました。また、毎月の「9の日宣伝」も地域の諸団体と一緒に阪急大山崎駅前で毎月続けています。長く続いている秘訣について「職場ごとに順番を決めて2〜3人で行っている。仕事もあり、育児や家事もあり一度にたくさんの組合員が参加することは難しいが、地域の人と一緒に毎月続けることが大切」といいます。
役員の多くが保育所や学童保育で働く仲間です。それだけに平和の問題では敏感で「戦争が起こると子どもや弱者に牙が向く、イラクやアフガンの子どもたちの映像はつらい」「戦時中ではない日本でも、失業やリストラ、働く場所が無くワーキングプアなど貧困と格差、虐待や自殺など本当に異常です」「一番の犠牲になるのが子どもたち、“平和でこそ子育てができる”私たちのエネルギーの原点です」とキッパリ。
2011年が平和であり、子どもたちが健やかな成長ができる年となるよう、一つひとつ積み上げて頑張っている大山崎町職のみなさんの活躍が期待されます。
京都自治労連 第1743号(2011年1月5日発行)より