機関紙 - 19春闘 大幅賃上げを官民共同で統一行動
3月13日、自動車、電機、造船、重機などの大企業は、労働組合の要求に対して、一斉に19春闘の回答を行いました。基本賃金を引き上げるベースアップが6年連続となったものの、多くは前年を下回る低額回答となりました。このような情勢の中で、7日は中央行動、14日は京都総評・春闘共闘会議が呼びかけた官民共同の統一行動が府内各地で早朝から展開されました。
医療労働者はストライキで
全日赤京都第二日赤労組は、早朝の一時間ストライキ(8時30分〜9時30分)を決行しました。
ストライキ集会では、賃上げ要求に一切答えない本社に対し、「人手不足の中、必死で働く職員の労を顧みない不誠実な姿勢」と厳しく批判。「全国の仲間とともに、抗議の声を届けよう」と執行部より報告が行われました。
保育士増やせ!生活できる賃金を
保育士や介護施設、福祉関連職場などで働く仲間でつくる福祉保育労京都地本は、朝から6ケ所の保育所で一時間の時限ストを決行。大幅賃上げや大幅増員を求めてたたかいました。
夕方の三条鴨川河川敷での集会には、仕事を終えて駆け付けた保育士や福祉職場の仲間100人が集合。各職場の現状や取り組みを交流、その後、円山公園までキラキラパレード。パレードには、トランペットや太鼓なども登場し、「保育士増やせ」「大幅賃上げ」の要求をアピールしました。
大企業の内部留保を賃上げに
京都自治労連は、京都総評が呼びかけた四条寺町交差点での夕方大宣伝行動に参加。マイクを握った福島功委員長は、大企業が425兆円を超える内部留保があるにもかかわらず、昨年を下回る回答に終始していることを厳しく批判。「労働組合を大きくして、大幅賃上げを勝ち取ろう」と呼びかけました。
京都市職労民生支部の永戸有子書記次長は、介護保険嘱託員の雇い止め問題は、市民に関係する問題であり、介護認定業務がスムーズに行われないなどの問題点を訴えました。
京都自治労連 第1940号(2019年3月20日発行)より