機関紙 - 組合に入ったョ ライフライン守るやりがいと誇り "京丹後市職労"
今年も、自治体・自治体関連職場に新しい仲間がたくさん入ってきました。1ヶ月が過ぎた今、それぞれの職場で新しい仕事にがんばっています。
今年最初の「組合に入ったよ」は、10年近く働いた大手民間企業から転職して、生まれ育った街に戻ってきた頼もしい仲間を紹介します。
毎日現場を回っていました
「電柱を建てていました」とAさん。前職は大手電気配給会社の技術者として、各地で送電のための電柱やその設備の工事をしていたそうです。もちろん、保守、点検も重要な仕事。「昨年の台風被害では、真っ先に現場に向かい、復旧させました」と仕事への誇りを話します。でも仕事は大変だったようで、「通常でも、朝7時から夜は10時ごろまで毎日働いていましたね」「休めるのは日曜日だけでした」と話すAさん。同じ京丹後出身の奥さんと、転勤で近畿各地を転々としました。「親が病気したことがきっかけで、夫婦で話し合って、地元に帰ることに…」「市役所に就職が決まって本当に良かった」と振り返ります。
仕事もプライベートも充実
Aさんの配属は施設管理課。上下水道施設や設備の保守管理を行っています。「書類が多いですね。ずっと現場に出ての仕事だったので、パソコンで書類を作るのに悪戦苦闘しています」と照れ笑い。Aさんは、「多くの課・人と関わり合って仕事がすすんでいくのですね」と今の仕事の印象を話します。まだまだ覚えることいっぱいあるとも…。「前職では大きな作業用のトラックなども運転していたのに、今はまだ新人ということで、公用車の運転に制限があるのが、ちょっと歯がゆいです」。
一方、プライベートも充実しているとのこと。「子どもと話す時間が増えました」とうれしそうに話すAさん。「近所の方々が『よく帰ってきてくれた』と言ってくれています。夫婦でバスケットボールをしていましたから、バスケ仲間からも早速、声をかけてもらっています」と、この取材後もバスケの練習にいくとのこと。
前職から持っていた住民のライフラインを守るという仕事へのやりがいと誇りは変わらないAさん。プライベートでも生まれ育ったこの京丹後を良くしていきたいというAさんの「おもい」を感じる楽しい取材となりました。
京都自治労連 第1943号(2019年5月5・20日合併号)より