機関紙 - 組合に入ったョ 住民に信頼される丁寧な仕事をしたい
宇治市環境嘱託労組は、宇治市のごみ収集など、清掃事業を担う嘱託職員の組合です。日々、正規職員と一緒にごみ収集車に乗って市内を回っています。今年は5人の仲間が4月に採用され、皆さん、組合に加入してくれました。
徳島から飛び出してきた
4月採用の一人、Bさんは徳島県の出身。「とにかく徳島を出たかったので、高校卒業後、建築関係の専門学校に通うため、京都にきました」とBさん。当時は、人が多くてびっくりしたそうです。「慣れてくると生活しやすいですね。店が多いとかだけじゃなくて、道路や交通網など、インフラも…」と今の京都での生活に満足している様子です。
専門学校卒業後、民間の建築施工会社に就職するものの、自分には合わないと、早々に辞め職探し。「宇治市が清掃事業のアルバイトを募集していて、応募しました」。淡々と話すBさんですが、前の仕事ではいろいろ苦労があったんだなあと感じました。
アルバイトで清掃事業を経験する中で、「この仕事は自分に合っている」と感じたそうで、この4月に嘱託職員として採用されました。「嘱託職員になって、仕事の範囲も増え、充実しています」とニッコリ。今、次のステップに向けて勉強中だそうです。
「丁寧」な仕事…職場のみんなと
新採とはいえ、アルバイト時代も含めれば経験は豊富。Bさんに「何かやってみたいこと、挑戦したいことはありますか?」と問うと、「特には…」との答え。続けて、「丁寧に仕事をこなしていきたいですね」と落ち着いた笑顔で話してくれました。「ごみ収集の業務は、3人でチームを組んで市内の担当地域をまわります。次々に移動しないといけませんが、収集忘れをしないのはもちろん、収集場所をきれいにしたり、ネットをきちんとたたんだり…ここで働くみんなが心がけていることです」。
ちょっと照れながら話すBさんに頼もしさを感じました。
京都自治労連 第1947号(2019年7月20日発行)より