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機関紙 - 仲間と支え合い、仲間を増やし、賃金・権利・職場環境の改善を!今こそ憲法を職場と地域に!

仲間と支え合い、仲間を増やし、賃金・権利・職場環境の改善を!今こそ憲法を職場と地域に!

カテゴリ : 
組合活動
 2019/8/8 17:50

臨時・非常勤職員の雇用と賃金・労働条件の改善を!公共サービスの「産業化」許さない

 大会の討論では、14単組から23人の代議員が発言。この一年間の職場・地域での様々な取り組みやたたかいの経験の発言が相次ぎ、大会参加者は集中して聞き入り、ドラマチックな発言に笑いや拍手が起きました。

 発言は、執行部提案を支持し発展させるもので、会計年度任用職員制度の施行を来年度に控え、非常勤労組を結成し組合員を倍以上にした経験、組合員拡大は組合員みんなで取り組む課題と位置付けた経験、保育所民営化に保護者とともに反対運動を広げストップさせた経験、ハラスメント対策、憲法学習会の取り組み、人員不足の実態と増員のたたかい、長時間過密労働根絶のたたかいなど、単組からの発言に確信が広がりました。

住民対応への研修求め職場環境改善めざす:向日市職労

 生活保護職場の職員が逮捕された事件にかかわる組合の取り組みについて。悪質なクレーマーに、心身ともに職員が疲弊する職場実態が見えてきた。組合は、以前からクレーマー対策を求めてきた。職員の健康を守る当局責任を追及するとともに、市役所窓口でヒーリングミュージックを流すなどの工夫、クレーマー対応や対応後の記録の付け方などの研修を求めている。これらの対策への好事例があれば教えてほしい。

結成60周年むかえまちづくり講演会実施:宮津市職

 組合結成60周年事業として「まちづくり」講演会を実施した。災害対応で1年遅れの開催になったが、組合員から有意義な内容だったなどの感想があった。
会計年度任用職員制度の概要提案があり、9月上程を予定。現嘱託は年収で現給保障、新規では3、4年で頭打ち。当局は水準が低いことを理解しながらも、住民感情や財政面からやむを得ないとしている。経験加算等、水準引き上げに頑張りたい。

定期的・継続的な保育士採用を求める:南山城村職

 12年ぶりに新村長となり1ヶ月。「住民の満足を得るためには職員の満足度を上げなければならない」との言葉に期待したい。
保育所では40〜50代が早期退職し、20〜30代の若手中心。所長は役場の福祉課長が兼務し、臨時保育士は元上司で気を遣う。募集するも応募がなく、来年度以降の定期採用を求めていく。4月に6人の新採が全員加入し100%を維持。人間関係を築き、良い職場環境を作っていきたい。

賃金等の不安渦巻く中組合員拡大に奮闘:京都市生涯学習振興財団労組

 現在は京都市の外郭団体だが、「はばたけ京プラン」の動向で、指定管理になる危険や賃金がどうなるかなど不安が渦巻いている。当面は組合員を増やすことが大きな課題。嘱託職員の待遇改善にも取り組んでいる。昨年は宮津市立図書館を見学し、今年は明石市立図書館を見学予定。それぞれが忙しい中、会議の進め方も工夫している。今が頑張り時。力あわせて頑張るが、京都自治労連から引き続いて支援をお願いする。

結成半年で組合員が倍加:宇治非常勤労組

 昨年12月18日に組合を結成した。結成理由は何年も働いているのに収入が伸びない、1年更新の雇用不安をどうにかしたいとの思いと、来年度から施行される会計年度任用職員制度に対する不安から。当初5人だった組合員も現在12人となり、同一労働同一賃金、会計年度課題について2回交渉し、現在も継続中。組合の状況や交渉内容をまとめたパンフレットを作成。反応は少しずつ広がっており、学習会も計画している。

組合員みんなで新しい仲間をつくる:京都市職労

 「組合員みんなで新しい仲間をつくる」組織拡大に取り組んでいる。新採職員に自分たちが何をどう話し、伝えていくのかを考えていけるよう組織集会も参加型で実施。病院支部での綿密な準備による取り組みで全員加入を実現。他の支部でもこれを教訓に6、7月も引き続き頑張っている。青年部でもバス企画などに取り組んでいる。組合脱退への対応も重大な課題。一人ひとりの力が尊重される職場づくりをめざす。

まやかしの時間外削減許さない:舞鶴市職労

 時間外規制について、当局は手当の予算上での締め付けに加え、併任辞令と振替期間の延長を行った。併任辞令は労働強化につながり、振替延長は最大16週先延ばし可能で実際の時間外にカウントされない問題を含んでいる。真の時間外削減と適正な人員配置、業務見直しを求めていく。
人事評価制度の勤勉手当反映は管理職、係長で本格実施。労使合意なく強行されているが、手当反映は絶対阻止の立場でたたかう。

学習する組織づくりで要求前進めざす:京丹波町職

 学習する組織づくりを活動のテーマに学習会を3回実施。1回目は労働組合の必要性をテーマに、2回目は賃金や給与の仕組みについて、町の現状やどうすれば賃上げになるのかを学んだ。学習会を通して組合の必要性や制度理解が深まったとの感想も寄せられた。3回目は趣向を変えてヨガ教室を実施。昨年の交渉で現給保障延長を勝ち取ったが、人材確保の点からも賃上げや職場環境改善を要求し、訴えていく。

助産師の退職相次ぎ職場の将来が不安:京丹後市職労

 弥栄病院では産婦人科が一時閉鎖となり、内科や眼科などだけ受ける事態に。閉鎖があった事で若い助産師が退職し、職員の平均年齢が上がり、今後の職場体制の維持が不安。また、時間外抑制の強要や実際より少なく時間申請させられる事があり、組合として指摘したが、経営を理由に協力するよう強く言われた。
昇任や退職で組合も人手不足。資格職の加入は高いが、事務職の組合加入を進めることが課題。

無期雇用転換を機に労働条件改善めざす:宇治野活労組

 正規4人、嘱託7人の宇治市の外郭団体。均等待遇を求めて活動している。嘱託賃金は市の非常勤嘱託の基準にあわせているが、勤務時間は私たちの方が長く同額はおかしい。財団もおかしいことを認め、宇治市へ予算要望を出しているが、通らない。京都自治体問題研究所の指定管理調査に協力。今年4月から7人中4人が無期雇用に転換となったが、労働条件は変わっていない。引き続き組合として頑張っていきたい。

分会を軸に人員闘 争学習活動も活発:宇治市職労

 人員闘争では、健康で働き続けられる、市民のための仕事ができる職場をつくるため、42の分会要求、45回の所属長・部長交渉を実施。減員3人提案を2人に押し返し、次年度配置の約束も得た。組織拡大では、4月採用の23人全員が加入、7月採用の1人も加入。職場の先輩からの声かけが力に。学習活動では、労働学校や宇治自治問研、勤通大などに参加し、参加者がチューターを務めるなど、工夫して取り組んでいる。

困った時も頼りになる女性部めざして:京都市職労

 京都自治労連女性部は、7月10日に定期大会を12単組34人の参加で開催。グループトークで和やかに、全体討論では職場の現状や権利、楽しい取り組みの報告もあった。女性部の存在がセクハラ防止につながる、小さな要求も改善できる等々、困った時に相談できる女性部にしたいと共有。学習会も大切にし、平和ツアーの実施や参加しやすい会議への工夫など、安心して働き続けられるように活動していきたい。

来年の「青プロ」を青年が成長できる場に:府職労連

 京都自治労連青年部の活動について。沖縄平和ツアーでは米軍ヘリ部品が落下した保育園で「日本全体の問題として考えてほしい」と職員・保護者が話されたことが印象に残っている。春闘学習会や新歓スプリングフェスタの開催、全国青年自治研にも参加した。
常任委員会への参加が少ないが、魅力ある、役立つ場にしたい。来年の「青プロ」は一人ひとりが主体的にかかわって成長できる活動として広げたい。

勝ち取った成果が組織拡大につながる:福知山市職

 組織拡大について。4月2日に新採説明会を開催。その日は加入ゼロで役員は肩を落としたが、後日、同じ職場の社会人採用の新採が加入。組合が勝ち取ってきた前歴換算改善の成果が加入の後押しになった。今後も若い職員の声を聞いて、もう一人、二人と加入に結び付けたい。
会計年度任用職員制度について、9月に議会上程、7月末から交渉となるが、雇用継続、処遇改善にむけてしっかり協議していく。

町長選に勝利!公立保育所3園守る:大山崎町職

 昨年の町長選で前町長は保育所3園のうち1園について、徐々に子どもを減らし廃園にし、新たな民間園とする計画を出してきた。十分な説明もなく、強引に進める手法に保護者からも疑問の声が広がり、大きな運動となった。町長選では3園体制を維持する公約を掲げた候補を支援し、勝利。4月からも3園が継続され、みんな喜んでいる。一方で採用がなく、職場の体制が大変。増員を求めて、力をあわせて頑張る。

上限規制施行も時短ハラスメント横行:府職労連

 時間外上限規制が施行され、原則は月45時間、他律的業務は月60時間、それ以外は特例業務に。隠れていたサービス残業がさらに隠れたとの声も。また、時短ハラスメントが横行し、LANを外す、パソコン消し忘れを装うなどの問題も出ている。新採研修は8時30分からだが、8時集合を強制しており、時間外手当支給を要求している。
会計年度任用職員制度は賃金水準確保と雇用継続を重点課題として取り組む。

10月町長選に向け町民アンケートを実施:精華町職

 公共工事の入札で官製談合事件が起きた。同僚や上司に相談できず、業者の求めを断れずに起こった。組合が中心となって職員の繋がりを強化し、安心・安全な職場と仕事の見直しを進めていく。
10月の町長選に向けて民主町政の会でアンケートに取り組んだ。医療・保険・介護・子育て充実への声が多く寄せられ、町職としても、要求実現と理想の精華町をつくるために明るく元気に頑張る。

女性・青年の視点生かし新たな活動に挑戦:宇治市職労

 女性部再建、青年部活動について。女性部は、平和ツアーや母親大会など、イベント参加しか出来ていなかったが、女性に係る職場の問題も多く、昼休みに集まって再建に向けて相談を始めている。青年部は、新歓イベントをこなすだけだったが、新体制になってこれまでの活動を見直し、青年部の機関紙を発行することにした。今までとは違った様々な議論を新しくするようになり、女性、青年の視点を大事に活動していく。

地協活動を大切に構成単組が元気:精華町職

 山城地協の活動を報告する。定期的な会議を大切に、月1回の代表者会議を継続し、53回を数えた。これまで人勧や平和学習に取り組み、7月4日に「憲法と自治体労働者」をテーマに、"あすわか"の諸富弁護士を講師に招き、27人が参加した。仲間を支援する活動では、木津川市の給与カット提案に対し、抗議文や門前ビラに取り組んだ。定期的な会議の成果として、精華臨職組が組合員を増やして元気に活動している。

組合員と対話ひろげ共済拡大・目標達成へ:府職労連

 自治労連共済の重点支援措置に取り組んでおり、組合員の半数以上の加入が目標。2ヶ月で達成をめざす高いハードルだが頑張る。この間、全体で1000人以上と対話し、100ヶ所以上で大小様々な集まりを開催。個人としても一つひとつの職場を訪ね、100人以上と対話を広げてきた活動は、組合運動の原点に立ち返った大きな取り組みになっている。「2040構想」具体化、歴彩館の指定管理導入問題など、業務の直営守る運動を支部と一緒に進めていく。

生活改善につながる賃金闘争すすめる:宇治市職労

 18確定到達、19確定に向けて。18確定では持ち家手当や配偶者扶養手当の廃止は継続課題とし、前歴是正改善を勝ち取った。引き続いて生活改善につながる要求をしていく。時間外上限規制について、他律的・特例職場が示されている。各分会での学習を重ね、議論・交渉し、36協定以外の職場でも基準を守らせる。ハラスメント対策は組合も重要課題として相談体制を充実させたい。課題山積みだが、力あわせ、ともに頑張ろう。

災害対応での職員体制問題で交渉:舞鶴市職労

 駐車場有料化問題は、北部でマイカー通勤は当然。結果的に取られることになったが、費用減額や舗装整備させるなど押し返した。
組合説明会で新採16人全員が加入し、歓迎会や賃金権利の学習会も実施。一方で脱退の課題があり、話を聞く中で組合活動のあり方が問われていると感じる。
災害対応で、当局は避難所開設など、2人一組から1人体制に変更。職員の安全面から問題があり、2人体制に戻すよう交渉する。

介護保険委託・雇止め許さず、市長選勝利へ:京都市職労

 介護保険認定業務の集約委託に伴う嘱託員雇止め問題は、今が正念場。市民に知らせれば知らせるほど、雇止め方針への怒りや京都市の介護保険に対する責任後退、市民サービス低下への危惧が広がっている。署名も1万2000筆を超え、自治労連弁護団がまとめた意見書など、様々な角度から取り組みを進める。こうした自治体リストラを進める異常な市政を変えるために、来年2月の市長選勝利に向けて奮闘する。
 


京都自治労連 第1948号(2019年8月5日発行)より

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