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機関紙 - コロナ危機乗り越え地方自治体の役割発揮を…憲法が生きる自治体をつくろう〜京都自治労連第88回定期大会の意義 小林竜雄書記長に聞く

コロナ危機乗り越え地方自治体の役割発揮を…憲法が生きる自治体をつくろう〜京都自治労連第88回定期大会の意義 小林竜雄書記長に聞く

カテゴリ : 
組合活動
 2020/8/7 19:50

京都自治労連は、9月11日(金)、ラボール京都において第88回京都自治労連定期大会を開催します。今年の大会は、コロナ禍のもとでの大会です。大会の意義を、小林竜雄書記長に聞きました。

コロナ禍で明らかになった「公共」の役割

コロナ禍に直面し、構造改革や公務の民営化等による公務公共の脆弱さが顕わになる中、改めて私たちが担う「公共」の役割とその拡充を求めてきたこれまでのたたかいが重要になっています。

私たちは、安倍暴走政治をストップし、憲法が生きる地域と自治体づくりをめざし、この1年間、次の点に重点を置いた運動を進めてきました。

(1)「憲法自治体づくり運動」を推進し安倍政権の早期退陣をめざす。(2)公共サービスの「産業化」など住民生活と地域破壊を許さず、誰もが安心して住み続けられる地域・自治体づくりをすすめる。(3)8時間働けば人間らしい生活ができる働くルールの確立をめざす。(4)格差と貧困の解消、社会保障の拡充など、住民生活の向上と地域経済の再生をめざす共同の運動を広げる。(5)原発ゼロをはじめ、安全・安心の地域社会づくりをすすめる。(6)民主的自治体建設と政治革新に向け取り組む。(7)あらゆる取り組みを組織の拡大強化につなげ全単組での増勢をめざす―などです。

全単組の奮闘で、要求や共同の前進、貴重な経験・教訓、そしてドラマが生まれました。

誰もが安心して暮らせる自治体

第88回定期大会は、この間の到達点を踏まえ、次の意義と任務を持った大会です。

第1に、コロナ危機で明らかになった、新自由主義にもとづく「選択と集中」政策からの転換を図ること、公共サービス・社会保障制度の拡充、持続可能な地域づくりなど、憲法をいかして住民のいのちと暮らしを守り、安心して働き続けられる賃金・労働条件と職場・地域づくりに取り組むことです。

第2に、憲法をいかした社会的諸制度の実現、憲法が生きる地域と自治体づくりに向けて、安倍暴走政治ストップの取り組みを職場・地域から展開すること、誰もが安心して住み続けられる自治体づくりをすすめることです。

そのためにも、第3に、組織強化・拡大、次世代育成・継承をすすめる意思統一を図ることです。特に、執行委員会の定例開催や時々の要求書提出、交渉配置などの原則的な労働組合活動を強化するとともに、非正規労働者の思い切った組織化を図ること、また、すべての単組で次の担い手づくりを重点課題としてすすめること、こうした取り組みを通じて何としても増勢に転じることです。

あるべき自治体の姿を大きな運動で

これらの意義と任務を旺盛な議論で確認し、コロナ危機を乗り越え、住民のいのち暮らしを守る自治体本来の役割が発揮されるあるべき地方自治の実現に向けて、運動を飛躍させる意思統一の場となる大会にしていきましょう。

新型コロナ感染防止対策にもご協力ください。


京都自治労連 第1965号(2020年8月5日発行)より

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