機関紙 - 委員長あいさつ…住民を守るため職場・地域からの予算人員闘争・政治変革を
京都自治体労働組合総連合
執行委員長 福島 功
今大会は、新型コロナウイルス感染症対策で従前とは異なる運営となりました。みなさんを送り出していただいた職場・単組の仲間のみなさんに、心よりお礼申し上げます。
2つの点についてふれ、挨拶とさせていただきます。
1点目は、コロナ禍から住民を守る公共サービス拡充の課題です。
1990年代以降、公務職場では、定数削減、非正規化、病床削減や保健所の統廃合、公的サービスの市場化・民営化が進められ、公的医療、公衆衛生体制が崩壊寸前となっています。
緊急事態に対応出来る体制を平時から余裕を持って構築することこそ、住民のいのちと暮らしを守るために必要です。そのために、公務の役割は何か、自治体の役割とは、を対峙して職場から本格的な予算人員闘争に取り組むことが求められます。
もう1つは、政治を変える闘いです。
7年8ヶ月の安倍政権、その罪過は枚挙にいとまがありません。「安倍政治」の転換こそ求められています。総選挙で政治を変え、新たな社会を築く第一歩にしましょう。
2点目は、要求実現のために組織を強く大きくする課題です。
コロナ禍のもとで、労働組合運動のまさに出番です。すべての単組が、「秋の組織強化拡大集中期間」に取り組み、「今年こそ増勢」を何としても勝ち取ることを心から呼びかけます。
京都自治労連 大会特集号号(2020年9月25日発行)より