機関紙 - コロナ禍だからこそ最賃1500円をめざそう
新しい最低賃金額が決まり10月1日から実施されましたが、全国で最大3円の引き上げで、京都は、時間額909円のまま据え置かれました。また、最低賃金が700円台の県が16件もあり、地域間格差は221円もあります。
新しい最賃が実施された1日、京都総評は、京都市内の四条烏丸交差点で、"最低賃金1500円をめざそう"と宣伝行動を行いました。
マイクで訴えた京都総評の梶川憲議長は、「総評が行った生活実態調査では、人間らしい生活をするのに単身世帯では月25万円以上、時間額1600円以上必要なことが明らかになりました。京都の時間額909円では全く足りません。コロナ禍だからこそ最低賃金は時間給で1500円以上が必要です」「消費を増やし、地域経済を守るためにも最低賃金の引き上げは必要。そのために政府が、中小零細企業への支援を行うべき」と呼びかけました。
京都自治労連の福島功委員長は「公務職場の4割を超える職員が非正規労働者、一番低い賃金は、最低賃金以下に抑えられている。これでは、安心して住民の皆さんのための仕事ができない。力を合わせ、最低賃金の1500円を実現させましょう」と訴えました。
京都自治労連 第1967号(2020年10月5日発行)より