機関紙 - 組合にはいったよ【1】
今年も多くの新規採用者が組合に加入しています。コロナ禍の中で、不自由な生活と就職活動を経て自治体職場にやってきた二人。コロナの影響は続きますが、希望とやる気にあふれた話を聞くことができました。
みんなが戻ってきたい町にしたいです
与謝野町職 Aさん
「ここで働きたいと思っていました」と話すAさんは与謝野町出身。学生時代は兵庫で過ごしますが、与謝野町に戻って働きたいと就職活動をしたといいます。その就職活動も大学の授業や卒論が忙しくて十分できなかったと話すAさんですが、聞けば理工学部で物理を専攻していたそうで「自治体の仕事とはあまり関係ないですね」と照れ笑い。「採用され地元に戻れて本当に良かった。ひとつひとつ確実に仕事を覚えて、住民に信頼される職員になりたいです」とやる気満々です。
Aさんの配属先は保険課で、今はコロナのワクチン接種準備でとても忙しい職場。「課全体が忙しく動いている状況で、私は言われることをこなす毎日です」と職場のあわただしさと緊張感を話します。そんな中でも職場の先輩が、声を掛けてくれ、いろいろ教えてくれるのがうれしいとAさん。「進学や仕事で与謝野から離れた人も、また与謝野に戻ってきたいと思う町にしたいです」とのAさんの言葉が印象的でした。
生まれ育った町で保育士としてがんばる
大山崎町職 Bさん
「第三保育所に通っていました。楽しかったですね」Bさんは大山崎町の出身で、幼年期は町立保育所にお世話になったと話します。学校卒業後は、普通にOLをしていたBさんですが、お世話になった保育所の先生から「手伝ってほしい」と声を掛けられアルバイトで保育所を手伝うようになりました。アルバイトから嘱託、会計年度任用職員として保育士を続けてきました。資格も取得しました。「先輩の方々から、正規雇用の保育士にとお誘いいただいていましたが、決意した時は大山崎町で募集が無かったり…。タイミングなんでしょうか?ようやく正規採用されました」とこれまでを機会をひとつひとつ確認するように話します。Bさんは正規雇用の先輩たちの責任の重さや苦労も見てきました。「気を引き締めて頑張ります」ときりっ。早速、3歳児の一人担任で15人の元気な子どもたちを担当しています。これまでの「大山崎の保育」を責任もってつなげていきたいと笑顔で語っていただきました。
京都自治労連 第1974号(2021年5月5日発行)より