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機関紙 - ひとつひとつ丁寧な積み重ねが実を結ぶ 新採職員が次々加入 〜福知山市職員組合〜

ひとつひとつ丁寧な積み重ねが実を結ぶ 新採職員が次々加入 〜福知山市職員組合〜

カテゴリ : 
組合活動
 2011/4/29 9:40

 「住民のために仕事がしたい」と胸躍らせる新規採用職員が研修を終えて職場に配属され始めています。各単組では、「労働組合に加入しよう」と工夫を凝らした呼びかけが進んでいます。こうした中、福知山市職から「新採職員が次々加入」と嬉しいニュースが飛び込んできました。松下書記長にお話を伺いました。

毎日欠かさず足を運ぶ

 4月18日時点で9人の新規採用職員を組合に迎えた福知山市職。「きちんと加入を訴えればしっかりと話を聞いてくれる。取り組み自体は去年と変わったことはしていないが、こちら側の思いや姿勢に応えてくれたのかな」と松下さんは話します。「強いて言えば、昼のお弁当を市民病院や消防の職員も含めて全員分用意したのが効いたかなぁ」と笑います。

 大切にしたのは「研修の合間に顔を出そう」と毎日欠かさず昼休みに研修会場へ足を運んだこと。4月1日の昼休みに組合説明会の案内チラシを配り、参加を呼びかけました。その後も昼休みに顔を出し続け、5日の昼休みに行った説明会には全員が参加、なんとこの時点ですでに加入届を書いてくれていた方もいたそうで、これには執行部のメンバーもびっくり。

 説明会では、組合の大切さを訴えるなかで、自分たちの権利や労働条件を守るだけではなく、東日本大震災への救援活動、住民と一緒になって地域・まちづくりを考える自治研活動など、社会的な取り組みにも力を入れていることを紹介。「ぜひ組合に入ってほしい」と加入を呼びかけました。6日、7日と昼休みに顔を出すと、合わせて9人が加入届を出してくれました。中には「自治労連共済が魅力的だから」と話してくれた方も。さらに「並んで座っていたこともあってか、1人が書き出すと隣に座っている人も書き出した」場面もあったとか。

「継続は力になる」が教訓

 仲間が増え、青年組合員も元気になり、13日に開催した歓迎会では「組合は他の市町村の職員とも交流が図れ、仕事を越えたつながりが作れるのも魅力」と加入を呼びかけてくれるなど大奮闘。積極的に場を盛り上げました。京都自治労連が企画を検討中の『婚活パーティー』が紹介されると、「絶対行きます!」「呼んでください!」など予想以上の期待の声、反響があったそうです。

 松下さんは「合併から6年が経つが、繰り返し積み重ねてやり続けてきたことが今につながっている」と振り返り、「仕事の面からの情報だけではなく、組合からの情報は仕事を進める上でもプラスになる。知らないことを知れるのは大きい。知り合いも増え、視野も広がる」と強調します。

 さらに嬉しいニュースは新採職員以外にも嘱託職員さんの加入があったことです。嘱託職員の退職報奨金の廃止問題の懇談会などを通じて4人の嘱託職員が加入してくれました。

“ちかい”人が声かけを

 今後の取り組みをたずねると、「新採職員さんは配属された職場の組合員が声をかけて加入に結びつけたい。嘱託職員や2年目、3年目の職員など組合にまだ入っていない人たちにもあらためて加入を呼びかけていく」と抱負を語ってくれました。

 秘訣は「とにかくこまめに足を運び、声をかけて歩くこと」。まだまだホットな嬉しいニュースが続きそうです。


京都自治労連 第1750号(2011年4月25日発行)より

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