機関紙 - 舞鶴市職労 ◆浮島丸犠牲者追悼式◆ 浮島丸事件は今も終わっていない…未来へ引き継ぐ
8月24日、舞鶴市佐波賀で浮島丸殉難76周年追悼集会が開催され、舞鶴市をはじめ約40人が参加しました。主催は、舞鶴市職労も参加している浮島丸殉難者を追悼する会です。
旧海軍の輸送船浮島丸は、1945年8月24日に舞鶴湾で爆発・沈没し、政府発表で朝鮮人524人、日本人乗組員25人が犠牲になりました。船には戦争が終わって、故郷の朝鮮に帰国する数千人が乗っていました。
集会に参加した舞鶴市職労の牧野書記長は、「祖国に戻っていない犠牲者の遺骨が280体あります。76年経った今でも浮島丸事件はまだ終わっていません。追悼の辞にもあったように、この活動が引き継がれていく必要を感じました」と語りました。
尚、同集会は、コロナ緊急事態宣言発令中でもあることから、規模を縮小して開催されました。
京都自治労連 第1978号(2021年9月5日発行)より