機関紙 - わがまちイチオシ10…むかし「水泳場」があったところ老舗酒造の梅酒で夏を惜しむ●城陽市●
城陽市から京田辺市へ木津川を渡る近鉄京都線木津川橋梁。両岸には野球場や運動公園が整備されています。この辺りは昭和37年ころまで「水泳場」として賑わっていました。鉄橋には臨時駅が設置されるほどで、夏の風物だったんですね。
橋梁から東に2キロほどのところには府内では最大の梅林「青谷梅林」。そして酒造を構えて120年以上の歴史を持つ城陽酒造があります。直売所には、城陽の梅を使った梅酒や梅ジュースなどが並びます。梅酒を選ぶ前に冷えた梅サイダーをグッと一飲み。後味に梅の柔らかい風味が残り梅酒に期待できます。選んだ梅酒は3年熟成の城州プレミアム。帰宅して冷やした梅酒を飲むと、甘さひかえめで濃厚な梅の香りが心地よく広がります。
コロナ禍でさみしい夏でしたが、ちょっと気持ちが和みました。
京都自治労連 第1978号(2021年9月5日発行)より