機関紙 - 委員長あいさつ…まさに労働組合の出番です
京都自治体労働組合総連合
執行委員長 福島 功
みなさんを送り出していただいた職場・単組のみなさんに、心よりお礼申しあげます。
今大会は、コロナ禍で延期し、歴史的な総選挙の渦中での開催となりました。今回の総選挙は、国民にはもちろん、私たち自治体労働者にとっても大変大事な選挙です。
歴代自民党政権は、医療や公衆衛生など公務公共サービスを削減し続け、公務公共労働者は、どの職場も人員が不足し身を削り懸命に働いています。
私たちは、コロナ禍以前から公務の脆弱性を指摘し、職場から本格的な予算・人員闘争に取り組んできました。コロナ禍においても、府職労の商店街調査やシンポジウム、京都市職労の現場実態をリアルにつかんだ「保健師増やせキャンペーン」など先駆的な取り組みを行ってきました。
私たちの仕事のやりがいを実現するためには、新自由主義的政策を根本から変える政治の転換が必要です。
コロナ禍に、自治体のあり方も問われています。
知事は、京都の現状をまともに国に伝える事すらしていません。府のコロナ対応の補正予算は、4800億円と巨額ですが、ほとんどが国からの交付金で、独自財源はわずか25億円、0.5%。一方で、北陸新幹線延伸や学研都市整備など大型開発には湯水のように税金を使おうとしています。来年4月には知事選挙があります。国言いなりの府政はいりません。
コロナ禍の今、まさに労働組合の出番です。今大会で決定される方針の取り組みの中で、組合の仲間をさらに大きく増やすことを呼びかけまして挨拶とします。
京都自治労連 号外(2021年11月2日発行)より