機関紙 - いい看護がしたい だから労働組合に加入しました…京都府職労連医大支部
「同期で入った仲間がほとんど辞めていることにショックを受けました」と話すDさんは、府立医大病院に勤めて10年目の看護師です。患者に寄り添った看護がしたいと頑張ってきました。「家に帰ると何もする気が起きない。部屋でゴロゴロしているとあっという間に出勤時間…このままでいいのかなあと悲しくなってしまいます」。コロナでこの多忙さは加速しました。
同じICUで働くEさんは府立医大2年目。「前に勤めていた病院でもICUでしたが、人が足らず他の課に応援で飛び回っていました。『今日一日事故がなくてよかった』と安堵する毎日」と転職しました。
二人とも今の仕事は充実していると言います。「ひとりで文句を言っても先輩や上司を困らせるだけ。ICUだけでなく病院全体が良くなるためにも組合できちんと声をあげていかないとだめだと思いました」とDさんが話すとEさんもうなずきながら「私もDさんの話を聞いて『そのとおり』と組合に加入しました」と話します。
府職労連医大支部では、いい職場にしたいと声を掛け合って、看護師や技師の組合加入が広がっています。
京都自治労連 第1984号(2022年2月5日発行)より