機関紙 - 京都市民集会 1月26日…大型開発のツケを市民にまわすな
財政難の理由を市民サービスにすり替え
「財政難」を理由に福祉の切り捨てや市民サービスの削減を強行する京都市の「行財政改革」に反対し、自治体の役割を考える市民集会が26日、ラボール京都とオンラインで開かれました。
京都市職労の永戸有子委員長が報告を行いました。永戸委員長は、財政難の最大の原因が地下鉄などの大規模開発にあるのに、市が「行政サービスの水準にある」と問題のすり替えを行っていると告発。その一方で、いくら京都市の負担になるか分からない北陸新幹線延伸計画など大型開発は推進していると厳しく批判しました。「行財政改革」を止め、新しい「計画」を職員と市民参加で作るべきだと決意を述べました。
保健所を1ヶ所にしたことで混乱
リレートークでは、「保健所を1ヶ所に集約したことで混乱を招いている。保健師の抜本的体制強化は行わず、応援は増えるが執務室は狭く、昼食を床に座って食べる部署も。『死ぬか辞めるか』との選択が強いられています」(京都市保健師)など告発が相次ぎました。
京都自治労連 第1984号(2022年2月5日発行)より