機関紙 - 「おかしい」にみんなが共感 変える力が組合にある 城陽市職労
昨年末から年明けにかけて、城陽市職労で6名の保健師が組合に加入しました。
どのような取り組みや職場での声かけが加入につながったのか、その経験について城陽市職労保健予防分会にお聞きしました。
同じ職場の仲間だからこそ
「組合について話をさせてほしい」とストレートに声をかけ、時間をつくってもらいました。お互いに関係性が無いなかで組合の話をするとどうしても距離や壁を感じてしまいますが、同じ職場で働く仲間だから、と話を聞いてくれたと思います。
これまで日常会話のなかで、職場でおかしいと感じることを話題にして、その対話のなかで「こういう状況だから変わらない、でも変えたいよね」等を話してきたことが結果的に皆さんに共感してもらえ、加入につながったと思います。
声をあげる場所はここにあるよ
今回、子育てや家庭、家族を大事にしたい、それが出来る職場にしていこうと、これからの私たちの生活、職場について話をしました。
働いてきた中で感じるのは、外から見るとおかしいことが中にいるとそれに気づけず当たり前になってしまっている状況や、働く場所(自治体)によって制度にも大きな違いがあることです。働き続けられる職場にするためには、疑問に思うこと、おかしいと思うことに声を上げていくことが必要です。それが組合なんだよと、実際に声をあげて改善させてきた分会活動も紹介しました。
変えられることを伝えたい
声を上げる場所が無くなって困るのは私たちだけでなく未加入の皆さんも同じ。組合費はかかるけれども、これまでの先輩たちの活動があったからこそ今があって、私たちに返ってきています。
自分たちが働く環境や仕事と家庭の両立を考えるなかで、そうした環境をつくっていくためには労働組合にみんなの加入が必要と呼びかけました。
今回の加入は、職場で「おかしい」と思うことをお互いに話していたこと、それがみんなの共感になりました。今あるものが当たり前じゃないよと伝え、組合員が増えれば変えられるんだということを示していきたいです。
(※この加入経験をもとに、2月5日の組織集会で米原宗夫委員長より特別報告が行われました)
加入してくれた皆さんにも話をお聞きしました。
「先輩たちが声をあげてつくってきたこと、自分たちの権利は自分たちで守っていかないといけないこと、そして声をあげる場所はここだよと教えてもらいました」「自分を守るために、そして自分だけでなくみんなのために力になれれば」と組合加入したことについてお話していただきました。
京都自治労連 第1984号(2022年3月5日発行)より