機関紙 - 災害復旧ボランティアに参加して
やり残した事がある また行きたい
南丹市職員組合 Aさん
「なにか力になりたい」との思いから、京都災害ボランティア支援センターに申し込み、4月29日〜5月2日まで、宮城県東松島市大曲地区でボランティア活動に参加してきました。
“何か力になりたい”との思いから
私は、3月30日から4月5日まで、岩手県陸前高田市へ給水派遣隊の一員として参加しました。災害直後に現地入りした消防士の弟から現地の様子を聞き“なにか力になりたい”と思っていたところ、職場で話があり、「ぜひ行かせてください」と手を挙げました。そのときの主な仕事は、給水車を使っての避難所となっている学校の受水槽への補給でした。仕事に戻ってからも、また行きたいと思っていたのですが、仕事の関係で時間が取れず、ゴールデンウイークでの参加となりました。
被災者の方の言葉が忘れられない
被災地での主な活動は、被災家屋を一軒一軒訪ねていき、要望を聞きながら家屋の泥出し。私たちの班は、19人で、9軒の泥だしや瓦礫の撤去を行いました。塀の脇に積もった泥を撤去したあと、「きれいになりました。ここの部分だけが3月10日に戻りました」と住民の方が静かに話されたことがとても印象に残りました。
地元自治体職員の方との直接の対話はありませんでしたが、現地で作業しながら、もし、自分たちの町でこのような災害が起これば、住民のいのちを守り、復旧活動をすすめる使命が我々市職員にあるんだと色々考えさせられました。
若いみなさんに参加してほしい
今回のメンバーは、初めて顔をあわせた人たちでしたが、「なにか力になりたい」とみんな思っての参加でした。受入れ態勢や交通手段が整えば、もっとたくさんの方が参加すると思います。京都自治労連でどこかと協力してバスを出す事は出来ないでしょうか。
今回、やり残した事がいろいろあるように思います。今度は自治労連のボランティアとして夏にぜひ参加したいです。私は、昨年の青年部長ですが、ぜひ、若いみなさんに参加してほしいと思います。
京都自治労連 第1752号(2011年5月20日発行)より