機関紙 - クミアイに入ったよNo.03 地域の福祉向上に関わっていきたい 綾部市職労 Aさん
「コロナの影響で、家族で月2万円の生活を強いられているというニュースを聞いて、衝撃を受けました」と話すAさん。地域に役立つ仕事がしたいと今年4月に生まれ育った綾部の市役所に就職しました。
学生時代は福祉関係を学びましたが、その実習として、タイのスラム街や部族の村々で医療や衛生などの国際支援の様子を見学、ボランティアも体験しました。卒業後も大学に残り、大学職員として福祉を学ぶ学生や先生らを支えてきました。
子育てのため地元綾部市に戻り民間企業で働いていましたが、これまでの経験や地元への思いが転職を後押ししました。
Aさんの配属先は高齢者支援課で、介護予防・日常生活支援総合事業の運用を地域包括支援センターで行っています。「資格はもっていますが、ケースバイケースで対応が難しい。先輩からのサポートがうれしいです」とAさん。市の支援事業が利用者にとって利用しやすく必要とされるものにしていけたらと、事業の見直し作業にも関わっています。「忙しいですがやりがいがあります」と笑顔で答えてくれました。
組合加入について聞くと「組合説明会での先輩方の話にグッときました」と話します。
京都自治労連 第1988号(2022年7月5日発行)より