機関紙 - 組合に入ったよ No.01
生まれ育った地域の役に立つ仕事がしたい
与謝野町職
今年、与謝野町に採用されたのは3人。今回は組合の共済説明会に終業後駆けつけてくれた二人を紹介します。
「地域の役に立つ仕事がしたい」と話すAさんとBさん。二人とも与謝野町出身です。
Aさんはこの春新卒で就職しました。コロナ禍の学生生活では、大学に通ったのは最初の1年だけ。2年目からはアパートを引き払って、地元でリモート授業を受けていたといいます。「バスの回数券を買って、週1回程度キャンパスに行っていただけの3年間でした」と振り返ります。「ちょっと寂しい学生生活でしたが、地元での生活であらためて与謝野町の良さを発見できた」と就職先に与謝野町を選びました。
Bさんは地元の金融機関から与謝野町に転職してきました。「コロナの影響もあり地域は大変です。与謝野町の役に立つ仕事がしたいと思いました」と地元与謝野町への思いを話します。
Aさんは企画財政課に配属され、与謝野町とイギリス・ウエールズ地方の主要都市、アベリストウィスとの国際交流事業の準備にあたっています。「中学、高校時代に留学など学校で話題になった与謝野町の交流事業。やりがいあります」とAさん。
Bさんは総務課に所属。「総務課ですが、与謝野町有線テレビで働いています」と本人も少しびっくりの配属。それでも「早速、学校行事を撮ってきました」と楽しそうに話します。「家で観ていた番組。今度はつくる側です」と番組作りという初めての仕事に意欲満々の様子です。
地域密着の保健師として村の新しい風に
南山城村職
「いつか保健師として予防医学を広めたい」。強い思いを胸に、この4月から南山城村役場に入庁したCさん。
「3月まで民間病院で看護師として勤務していましたが、生活習慣病で来院される方々と接するなかで、ベースにあるのは『日々の生活の積み重ね』だと感じました。病気になる前の医療に携わって健康寿命を延ばせるようにしたい」と保健師の道に進みました。「赤ちゃんからお年寄りまで携われるのが保健師。小さい自治体だからこそ一人ひとりの住民と携われる」と南山城村を選びました。
多岐にわたる業務に追われる毎日ですが、アットホームな職場に助けられていると言います。「実は同じ高校、同じ部活だった先輩がおられたんです」と笑顔に。様々な現場をまわるなかで「住民の皆さんから名前を覚えてもらえて嬉しい」と続けます。
「地域に密着した保健師として幅広い世代の住民に寄り添っていきたい。村の新しい風になれたらいいな」と照れ笑い。組合ではさっそく青年部のメーデープラカードづくりに参加されたそうです。
京都自治労連 第1998号(2023年5月5日発行)より