京都自治体労働組合総連合
お知らせ

京都に米軍基地いらない 関連資料

原発ゼロへ 関連資料

コンテンツ

メンタルサポート京都

法律相談は、顧問法律事務所へ


  • カテゴリ 組合活動 の最新配信
  • RSS
  • RDF
  • ATOM

機関紙 - 【福祉】子育ての専門課を配置して育児支援…子どもとその家族を支える制度の集中と発信 この町で安心して子育てできる環境づくりを…与謝野町職

【福祉】子育ての専門課を配置して育児支援…子どもとその家族を支える制度の集中と発信 この町で安心して子育てできる環境づくりを…与謝野町職

カテゴリ : 
組合活動
 2023/11/6 13:50

「子育て」に不安や悩みを持たない親はいないといわれ、昨今ネットにはその情報があふれています。そんな中、保育所、学校をはじめ行政の役割がますます重要になっています。

今回は、課の目的がストレートで誰からもわかりやすい与謝野町の「子育て応援課」の仕事を紹介します。

子育てに関わることは
みんなこの課で

「名前のとおり子育てに関わることはすべてこの課に集中しています」と話してくれたのはAさん。十数人の課のスタッフのうち、5人の保健師をはじめ、社会福祉士、栄養士と専門資格をもつ職員が配置され、非常勤ですが助産師さんもいて、子育て応援への体制がとられています。課は、家庭応援係とこども応援係に分かれてはいますが、児童手当をはじめとする各種手当・給付金の紹介・申請から、子育て支援センターの運営、母子健康手帳交付、障害児福祉や児童虐待防止の施策・運用など多岐にわたります。「与謝野町にある認定こども園、保育所管理運営などもこの課で担当しています」と説明してくれているAさんも子育てに関わる行政課題の多さに驚きます。

Aさんの担当は児童手当ですが、ひとり親家庭助成や障害児童福祉助成の制度の説明や申請業務も行っています。「まだまだ勉強中です。問い合わせなどにきちんと答えて、安心してもらいたいですね」といいます。

町全体で子育てを応援
いいですよね

子育て応援課では、産前、産後から保育、教育まで、様々な支援事業を行っています。紹介してくれた「与謝野町母子保健事業」の一覧には、妊娠前の不妊治療等助成から妊産婦健康診査、新生児・産婦訪問から「YOSANOプレママカフェ」(保健師、助産師が立ち会っての妊娠期の不安解消と妊婦同士の交流)、乳幼児健診や離乳食教室(栄養士による乳児の食事教室・相談会)、ブックスタート事業(乳児と保護者へ図書館司書が絵本の読み聞かせを行い絵本と親しむきっかけ作り)など、国の制度はもちろん、与謝野町独自のユニークな事業が30以上の名を連ねます。

Aさんは「保健師さんや栄養士さんに頑張っていただいています。子育て中のみなさんに安心して利用してもらいたいですね」と、関連事業の開催のお知らせチラシや、その他の子育て支援センターで行っているイベントの予定表なども紹介してくれました。

これらの事業は、保育所やこども園、図書館など町内の様々な施設・機関と連携して行われています。「町全体で子育てを応援していくっていいですよね。応援課は各機関との調整役の役割があります」とAさんは課の果たす役割を話します。

家族に寄り添って
ずーっと支援していく

「いろいろ言いましたけど、子育て応援課に配属されてまだ1年たっていません。まだまだわからないことばかりです」と謙遜するAさんは、役場に就職して4年目。これまで住民環境課に所属して窓口で住民と接してきました。「『子育て』に特化した専門課ですから福祉行政に一歩踏み込んだ感じですね」と子育て応援課に配属されてからの感想を話してくれました。

Aさんは大学時代教育学を専攻。講義の中で「子ども同士のいじめ」や「親の虐待」など心理学の面での話を聞きました。また、地域環境が及ぼす子ども教育への影響なども学びました。そんな中で「ぼんやりとですけど、出身の与謝野町で地域に貢献できる仕事がしたいと思っていました」と役場に就職した経過を振り返ります。「子どもに関わる福祉課題は広くて、深いものもあります。福祉には終わりがないと難しく考えていましたが、結果がどうであれ、その家族に寄り添ってずーっと支援していくことがやりがいにつながっていくんだなあと感じています」と話すAさんの中には、行政と地域が連携して子育てを支援していく大きなグランドデザインが見えてきているのかもしれません。


京都自治労連 第2004号(2023年11月5日発行)より

  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (98)

トラックバック

トラックバックpingアドレス トラックバックpin送信先urlを取得する
京都自治体労働組合総連合
〒604-8854 京都市中京区壬生仙念町30番地の2 京都労働者総合会館内
TEL:075-801-8186 / FAX:075-801-3482
(C)Copyright 2001- Kyoto-Jichirouren All Rights Reserved.