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機関紙 - 被災地と心ひとつに 地域の再生で日本を立て直そう 〜京都自治労連 第79回定期大会〜

被災地と心ひとつに 地域の再生で日本を立て直そう 〜京都自治労連 第79回定期大会〜

カテゴリ : 
組合活動
 2011/8/1 12:20

単組の活動イキイキ、確信ひろがる

東日本大震災と原発事故という未曾有の大災害などで、今後の日本のあり方が大きく問われるなか、京都自治労連第79回定期大会が、7月14日、ラボール京都で開催され、24単組129人の代議員が参加しました。

大会では、東日本大震災の復興支援へのとりくみや、構造改革から地域・職場を守るとりくみ、平和のとりくみ、非正規職員待遇改善、組合員拡大の経験などが生きいきと語られ、執行部提案の方針を全会一致で採択、新たな京都自治労連運動の前進を誓い合いました。

大会は、野崎(府職労連)・谷上(宇治市職労)両代議員を議長に選出し、議事がすすめられました。「大震災の復興・復旧に奮闘する自治体労働者と心ひとつにし、安心して住み続けられる地域づくりへ共同を広げよう」と山村委員長が挨拶。3人の来賓から連帯と新しい方針への期待が述べられました。

第1号議案「2011年度運動方針案」の提案を行った田村書記長は、この一年のたたかいの総括を行うとともに、(1)住民本位の復興を求め、脱原発へ社会のあり方を問い直す国民運動、(2)民主的公務員制度、住民のために働ける労働条件を、(3)「対話と提言」、ふるさと再生運動で住み続けられる地域づくりを、(4)憲法守り、核兵器廃絶、憲法を暮らしにいかす政治への転換、(5)あらゆるとりくみを組織拡大と結合し、全組合員学習、組織拡大・強化をはかる、などの具体的方針を提案。代議員の積極的発言を呼びかけました。つづいて第2号議案「2011年度予算案」が高松書記次長から提案されました。

新執行委員長に池田豊さん選出

午後の議事の冒頭に、城陽市の嘱託職員雇い止め問題での裁判闘争への支援の訴えが城陽市職労からありました。

討論では、東日本大震災復興支援への各単組の取り組みが、ボランティアに参加した代議員の経験を通じて、被災地の深刻な実態や現地で奮闘している自治体労働者の仲間の姿、各単組での支援の取り組みなどが感動を持って発言され、息の長い支援の取り組みの必要性が強調されました。

また、構造改革路線に回帰する民主党政権のもとで、ますます深刻となる医療、社会保障の実態とのたたかい、超勤縮減・不払い残業一掃の取り組み、非正規職員の要求実現と組織化、組合員拡大での前進などの経験や、府内各地で京都自治労連の仲間が、住民の暮らしを守るために奮闘している姿が生きいきと発言され確信が広がりました。

今年の大会は、新しい京都自治労連の役員を選出する役割を持っており、池田豊新委員長はじめ新執行部を選出。全会一致で採択された運動方針を先頭に立って実践する新たな体制がスタートしました。

池田新委員長は、「構造改革に屈せずたたかうことが、時代を切りひらく出発点」と決意を語りました。

最後に、自治労連運動の前進へ心ひとつに団結して奮闘することを確認し「団結ガンバロウ」で大会を締めくくりました。


京都自治労連 第1756号(2011年7月20日発行)より

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