機関紙 - 不当人勧に追随するな! 給与引き下げ法案を廃案に 〜旺盛な取り組みのなか組合加入もすすむ〜
いま、府内各単組・職場から、被災地復興を口実に公務員賃金を削減し、消費税の大増税と「社会保障と税の一体改革」への突破口にしようとする、不当なマイナス勧告と、違法な「公務員給与削減法案」への怒りの声が広がり、秋季年末確定闘争への取り組みが急ピッチですすんでいます。その一部を紹介します。
青年を対象とした賃金学習会:京丹後市職労
京丹後市職労では、人勧を目前にした9月28日、青年部が賃金学習会を開催しました。
講師を京丹後市職労の金子書記長が行い、賃金の基礎から京丹後市の賃金・労働条件や権利まで丁寧な説明が行われました。参加した青年は真剣に聞き入り、「組合でこういう場を開いてもらってよかった」「今まで知らなかった制度をたくさん知ることができた」「賃金の今後の動向を知ることができ、危機感を持った」などの声が出されました。京丹後市職労では、全支部・補助組織での学習会と要求結集をすすめ、10月25日、一斉に市長へ要求書の提出を行おうと奮闘しています。
役員選挙・大会・確定闘争の中、4人の青年が加入:南丹市職
南丹市職では、新しい役員選挙の確立や大会準備の中での確定闘争となっていますが、この間、4人の新規採用者が組合に加入しました。南丹市職では、新採歓迎バーベキュー&学習会や「なぜ今、労働組合」などの学習会に力を入れてきました。こうした努力の甲斐もあり、この間、4人が相次いで加入。そして、11月の青年部「沖縄平和ツアー」には、5人の青年が参加をすることになり、同市職に力強いニュースが広がっています。
未加入の青年も参加して人勧学習会:亀岡市職
亀岡市職では、10月18日、人勧学習会を全職員に呼びかけて開催。4人の亀岡市職に加入していない職員が参加しました。そのうちの1人は、青年執行委員が同じ職場の未加入新採に呼び掛けて一緒に参加しました。青年は「初めて聞く話ばかりで難しかった。親元から通っているから生活できるが、これ以上、賃金が下がれば苦しくなる。保育士として働き続けたい」と感想も出され、活発な討論が行われました。亀岡市職では、確定要求と職場要求を結集し、要求書の提出、交渉の配置へと奮闘しています。
確定闘争がスタート!全役員が意思統一:宇治市職労
宇治市職労では、10月12日に73人が参加しての幹部学習会を開催。午前中は森裕之立命教授を講師に学習会と人勧の概要と問題点について報告。午後からは執行部の闘争方針案を受け、3つの分散会に分かれて議論を行いました。組合員からは職場の状況を出してもらい確定闘争とあわせて人員体制についても話し合いました。今回の学習会を終えて、各分会で担当執行委員が11月9日開催の中央委員会での要求書確立にむけて学習会を開催します。
京都自治労連 第1762号(2011年10月20日発行)より