機関紙 - 脱・原発市長 京都経済の底上げを 〜10・13市民大集会に5000人〜
来年2月に行われる京都市長選挙に立候補表明した弁護士・中村和雄さんと京都市政を変えようと、「10・13市民大集会〜はじめよう京都から新しい日本」(同実行委員会主催)が13日夜、京都市左京区のみやこメッセで開催され、立ち見の輪が幾重にもできる超満員の5000人が参加。中村和雄さんの話に聞き入り、「今度こそ、なんとしても勝利を」の決意と勇気に溢れ、わくわくする集会となりました。
大きな拍手と“頑張れ”の声援の中登場した中村さんは、市政の現状について国保料が高くて払えない世帯が5万、若者の非正規労働者率が6割に達し政令指定都市中トップの実態などを告発。「市民生活は限界、今度こそ市政の刷新をしなければならない」と力強く決意を述べました。
つづいて中村さんは、「循環」「底上げ」「参加」をキーワードにした『市政刷新プログラム』
- 「脱原発宣言自治体会議」の結成、京都を再生可能エネルギー先進都市に
- 公契約条例制定で京都経済のパワーアップ
- 非正規雇用、ワーキングプアの解消
- 国民健康保険料の引き下げ、子どもの医療費無料化拡充
- 地域資源を生かしたまちづくり
- 区民協議会の設置で市民参加
- 格差・貧困の是正と市財政立て直しを両立
を提案し、「京都から新しい政治を実現していこう」と会場いっぱいの参加者に呼びかけました。
原発ノーのリーダーにイエスを!
市民のリレートークでは、福島市から避難してきた母親が故郷から避難せざるを得なくなった思いをかたり「原発ノーを発信するリーダーにイエスの発信を」と訴え、保育士や非正規労働者などが中村市長実現への決意を語りました。
中村さんの推薦呼びかけ人、出口治男弁護士があいさつし、「前回の市長選挙では、最終盤に『善戦はいらない。勝利あるのみ』と訴えた。今回は、この場で、このことを訴えたい。たたかいに手を携えて頑張ろう」と訴え、参加者は大きな拍手でこたえました。
京都自治労連 第1762号(2011年10月20日発行)より