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機関紙 - 府内各地で広がる"原発いらない"の住民運動

府内各地で広がる"原発いらない"の住民運動

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組合活動
 2012/1/12 0:30

今年2月、福井県の全原発が停止 !
さあ、住民とともに 再稼働許さないたたかいを

3・11大震災・原発事故という戦後最大の未曽有の出来事は、地域住民の政治と社会に対する見方を変えるとともに、一人ひとりの生き方を問い直すことにつながっています。

京都でも、府内各地で「私にも何かできないか」と被災地への支援行動が一気に広がり、原子力発電に対する見方が大きく変化しています。府内各地で「脱原発の会」「原発ゼロの会」などが結成され、これまでこのような取り組みに参加したことがない住民が、自主的に声を上げています。

今年の2月には、福井県にある原発が定期検査のためすべて停止し、原発の再稼働をめざす勢力とのまさに歴史的なたたかいが展開されます。住民との共同をさらに広げて、原発の再稼働を許さず廃止を勝ち取る運動を府内全域から展開しましょう。


原発の危険性をあきらかにし、3・11原発ゼロ・アクション in舞鶴の大成功へ:舞鶴市職労

高浜原発に隣接する舞鶴市は、福島第一原発の事故を受け原子力防災計画の見直しを行っています。

計画は高浜原発や大飯原発で重大事故が発生した場合、市民をどの様に避難させるかが最大のテーマです。しかし高浜原発を中心とした30km圏の避難対象区域には、市域のほとんどが含まれ、避難市民は8万7千人にも達します。

昨年、福井県の防災担当者と話しをした時(この時は避難範囲は20km圏)「8万人もの市民を避難させることは想像できない」と素直に語られました。

こうした声を聞くと、原子力災害に対する現実的な対応がいかに困難なものであるかが見えてきます。

舞鶴市民の中からも、ネットワークを利用した新しいタイプの脱原発運動が進められています。12月、舞鶴ピースプロジェクトによる講演会が市内で行なわれましたが、その中で「何よりも重要なことは、普通の市民が声を出すこと、疑問や不安を伝える事だ」と指摘されていました。

舞鶴市職労は、こうした市民運動とも協力し合い、脱原発の運動をさらに進めていく考えです。


住民との共同ひろげ、宇治から大きなうねりを:宇治市職労

12月11日、宇治で“原発ゼロをめざす宇治の会”の結成総会が開催され、労組や市民らが参加しました。会の代表の一人である深尾正之氏(日本科学者会議京都支部・元静岡大学教授)を講師に“原発をなくして問題をどう解決するか”をテーマに原子力発電の仕組みと今回の事故の内容、原発に換わる自然エネルギーの活用を詳しく学びました。

参加した青年からは、「原発の問題点をあらためて学習ができ、今この自然エネルギー転換への展望を持つことができよかったです」と感想が寄せられました。

総会終了後参加者全員で原発ゼロにむけてプラスター宣伝を行いました。

安心して楽しく暮らせる未来をつくるため“原発ゼロ”を国民的な運動に広げ実現させるため力を合わせ一緒に頑張りましょう。


3・11、国道9号線で"脱・原発"のプラスター宣伝:府職労亀岡支部

12月11日、亀岡市内にて講演会が実施され、市民ら40人が参加、府職労からも参加しました。また10月30日に福島県で開かれた集会の報告等を行いました。「原発ゼロ亀岡の会」は震災から6カ月目の9月11日に発足し、毎月の11日を中心に活動してきました。今回の講演会もその一環として実施されたものです。

講演者の森住昭弘さんはNPO法人大阪ゴミを考える会の理事長であり、環境問題の専門家で、これまで各地の市民活動を支えてこられた方です。
「放射能の危険性を正しく認識し、必要な対応を行うことが大切で、必要以上に騒ぎ立てることは、これまでの公害問題で企業が利を得たようなことにならないよう監視が必要である」との言葉が印象的でした。

3月11日には、亀岡を南北に走る国道9号線の各ポイントで"脱原発”の一大プラスター宣伝を計画。2012年、福井での原発再稼働を許さないことはもとより、全国の原発ストップへの大きな転換点の年になるよう皆さんと一緒に頑張りたい。


連帯する力がある つながる力がある:府職労連

避難されている方は、どんな新年を迎えられたのだろう。私は福島出身。3月11日、娘から「福島が大変」と電話が入り、すぐに姉たちに電話したが、つながらなかった。3日目ようやく姉たちと電話がつながった。初めて原発の恐ろしさを実感した。7月には、組合からボランティアとして陸前高田市へ。10月には、組合で「原発なくせ福島集会」にも参加した。

長姉は、「京都に果物を送りたいが、逆にいらねえな」と寂しそう。次姉は「孫を外で遊ばせられぐなったど」と悲しげであった。私の「心」も今も何かが埋まらないでいる。望郷への思いにむなしさが募る。時々また涙が出る。

これからの復旧、復興に向け大切にしたいのが何か。それは、人間の「力」であり、「つながり」である。

福島を「忘れてはならない」とたくさんのカンパや支援を続けてくれる全国、世界の仲間。京都でも、若いパパママは原発いらないと子どもを抱っこしながら行動を起こしている。母親連絡会が募った2,000人アピールも短期間に協賛者が集まった。「連帯する力」がある。「つながる力」がある。避難されている人が安心して住み続けられるふるさとを思い今年もガンバルぞ!


京都自治労連 第1767号(2012年1月5日発行)より

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