機関紙 - 子どもの医療費無料化 高齢者の医療費軽減へ 〜府知事へあんしん医療署名1万8千筆提出〜
「安心して、いつでも、どこでも、お金の心配なく治療を受けられるようにしたい」・・・京都府民が安心して暮らしていくために、全ての患者の医療負担無料化を目標に、当面、子どもの医療費負窓口負担無料化、高齢者の医療費窓口負担軽減を求める50万人署名運動が始まっています。
こんなに反応がいいとは・・・
京都市内でいっせいに署名活動が行われた5日は、京都自治労連の中央委員会の開催日。執行部の呼びかけに応えて、昼休みに中央委員会参加者約40人が阪急西院駅前交差点で「あんしん医療署名」行動に参加しました。
署名協力を市民に呼びかけると、自転車を押したおばちゃんや、子育て中の女性などが「医療費が高くて悩んでいる」「孫がよく病気になる。せめて子どもは無料にしてほしい」「年いったら、二つも三つも診てもらうようになる。気兼ねなく病院にかかれるように」と署名に応じ、短時間でしたが、40人を越える署名が集まりました。
参加した単組役員は、「まだまだ地域に出て署名を集めるまでいっていない。今回、こんなに反応がいいとは思わなかった。ぜひ行動の具体化をしたい」などと決意を新たにしていました。
大きく広がる署名運動
現在、京都府の子どもの医療費助成制度は、通院が3歳未満は窓口月200円負担、3歳から就学前までは月3000円までが償還払い。こうした中で、府内ではほとんどの自治体が府の制度に上乗せして制度拡充を実施。府の制度に上乗せをしていないのは京都市、綾部市、舞鶴市のみです。
同署名実行委員会は、府市民総行動が行われた9日、第一次分として1万8870人分の署名を京都府に提出し「あんしん医療」の実現を強く求めました。
京都自治労連 第1722号(2010年2月20日発行)より