機関紙 - 12 春闘 職場要求集め、みんなで行動 要求書作成運動が各地で活発に
野田政権による、憲法違反の国家公務員への賃下げ法案の可決、社会保障と税の一体改革、TPPへの参加の動きなど、地域経済とくらし破壊、労働者の賃下げ攻撃に対してこれを跳ね返す12春闘のたたかいが各単組で活発に取り組まれています。キーワードは“職場・地域の要求を集めて、みんなで行動”です。いくつかの単組の取り組みを紹介します。
京丹波町職
京丹波町職では、2月22日に春闘要求書を確立するための執行委員会を開催しました。執行委員会では、この間、各分会や女性部・青年部で取り組んだアンケートや分会集会で出された要求を各担当者が報告・説明を行いました。出された要求をみんなで議論すると、職場の実態と要求が共通認識になり職場が見えてきます。「やっぱり職員数が足りない」、職場の切実な声です。青年からは類似団体と比べても低く抑えられている賃金に「何とかしてほしい」と強い声が出されました。
また、重点課題としている保育所問題で“職場の実態を把握しよう”と取り組んだ「保育所アンケート」結果の報告もあり、「人員増」の要求とともに嘱託職員・臨時職員の賃金・労働条件改善へ取り組みを強化することも確認しました。
京丹波町職では、3月上旬に要求書を提出し交渉を配置しようと奮闘しています。
長岡京市職労
2週間に1回の執行委員会を定例化している長岡京市職労、今回はこども福祉課交渉の打ち合わせ、春闘要求書作成の論議を中心に会議を進行。組合のとりくみに参加した組合員から「次はもっと人を誘っていきたい」「外にでて見聞きし、勉強になる」など前向きな感想も述べられました。そして、「春に向けてやっぱり、組合員を増やさなアカン!」という赤川委員長の言葉に、みんなが納得!
仲間が増えることに期待です!
亀岡市職
昨年の暮れから二人の青年の組合加入もあり元気な亀岡市職では、担当課との懇談会に向けて職場要求の結集を図ることを目的に2月24日に保育分会の要求交流集会を開催しました。各保育所から、人員不足問題やトイレが少ない、パソコンが足りない等の設備要求、臨職・嘱託職員の賃金・労働条件の改善などリアルで切実な要求が数多く出され有意義なものとなりました。亀岡市職では、みんなが参加できる取り組みとなるよう奮闘しています。
京都自治労連 第1771号(2012年3月5日発行)より