機関紙 - 12春闘 各単組で奮闘 〜職場・地域の願いを力に〜
12春闘のたたかいが大きな山場です。14日の民間大手の集中回答を受け15日には、全労連・国民春闘共闘が呼びかけた全国統一行動がたたかわれました。自治労連の各単組の中でも、一斉昼休み集会や前後して要求申し入れや交渉などを行い、困難な情勢のもと貴重な要求の前進を勝ち取っています。
粘り強い闘いで、「現給保障廃止」阻止:京丹後市職労
2月8日の市長交渉で、現給保障について「人勧どおり2年かけて段階的に廃止」と当局から突然、提案がありました。京丹後市職労は、「合併時に経過措置のない給与格付け(減額)が行われた。その問題も解決していないのに現給保障の廃止をすれば、ふたたび多くの職員が減額となる。さらに国公も廃止しない。府内自治体の多くが見送っているのに強行するのか」と主張し、交渉を重ねてきました。8日に行われた交渉で当局から、「現給保障廃止提案の取り下げ」の回答がありました。
京丹後市職労では、ただちに『全職員版』のニュースを発行し、“粘り強い運動とたたかいが、当局を提案撤回に追い込む”と知らせ、引き続く要求の前進へ奮闘しようと呼びかけています。
嘱託職員の経験年数加算:福知山市職
福知山市職では、継続課題交渉で、嘱託職員の「経験年数加算」を勝ち取りました。(3年以上5年未満1千円、5年以上10年未満3千円、10年以上15年未満6千円、15年以上1万円) 市職では、さっそくニュースにして全嘱託職員に知らせ、3月7日には説明会も開き、組合加入を呼び掛けています。
国公に連動した賃下げしない:京丹波町職
京丹波町職では、12日に春闘要求書や国公に連動した賃金引下げに反対する要求書などを寺尾町長に提出。町長はその席で、「国公に連動して賃下げを行うことはない」と回答。町職では早速、要求書や保育所アンケート結果等も載ったジャンボニュースを作成し町長とのやり取りを知らせています。
京都自治労連 第1772号(2012年3月20日発行)より